UNAIDS、タイをエイズ対策における世界的リーダーに認定

タイ情報ネットワークは12月12日、タイメディアの報道によると、タイ首相府のダイ・スーリ副報道官が、国連合同エイズ計画（UNAIDS）が2022年12月13日から16日までチェンマイで第51回UNAIDS調整理事会をタイが主催するための準備文書を発行したことを明らかにしたと報じた。UNAIDS調整理事会がジュネーブ以外で開催されるのは14年ぶりとなる。

タイ首相府副報道官ダイ・スーリ氏は、UNAIDSは世界のエイズ撲滅活動におけるタイのリーダーシップを高く評価していると述べた。タイはエイズ蔓延抑制で大きな進歩を遂げ、他国に模範を示している。タイがUNAIDS調整委員会会議を主催することは、アジア太平洋地域の国々が地域社会の公約を果たす勢いを維持するのに役立つだろう。

さらに、UNAIDSはタイのエイズ対策の成功例に関する報告書を発表した。報告書によると、2021年時点で約52万人がHIVに感染している。タイはエイズとの闘いで大きな進歩を遂げており、特に検査、治療、感染者の命を救うことにおいて、アジア太平洋地域で第1位となっている。タイは2016年にHIVの母子感染の根絶の認定を受け、現在はHIV関連のあらゆるタイプの偏見や差別をなくすための世界的パートナーシップに参加している。

2010年以降、タイにおけるエイズによる死亡者数は過去に比べてほぼ3分の2、つまり約65％減少し、新規感染者数も58％減少した。タイのHIV感染者の94％が自身の感染状況を知っており、診断を受けた人の91％が治療を受けており、治療を受けている人の97％がウイルスの抑制に成功している。

ダイ・スリ氏は、タイがHIVサービスをユニバーサル・ヘルス・カバレッジ計画に組み込んだリーダーシップをUNAIDSは高く評価しており、同計画は持続可能なエイズ解決策への対応メカニズムとなっており、タイの成功事例は広められていくだろうと述べた。この問題は、2022年12月中旬にタイで会合する22のUNAIDS加盟国、後援機関、世界中の市民社会または非政府組織、HIV関連機関によって検討される予定である。

（翻訳：Ruan Hongting、4.0 Translation Workshop、レビュー：wan、出典：ch7HD）