タイ特別事件局長は、密輸された冷凍豚肉の不適切な取り扱いにより異動となった。

タイ情報ネットワークによると、11月28日、タイのセッタラ首相が議長を務める閣議は、法務省が提出した内部職への任命要請を承認した。具体的な人事としては、前法務省副大臣のバウ中将が法務省青少年保護・行動教育局長に異動となるほか、前法務省特別事件捜査局長のスリヤ少将が法務省副大臣（同職）に就任する。

スリヤ少将の異動の理由は、違法冷凍豚肉の取り扱いにおける彼の不十分なパフォーマンスによるものである可能性があると報じられている。タイのセトゥラ首相はこれまで、特別事件捜査局が冷凍豚肉の違法密輸を効果的に取り締まることを期待していると繰り返し強調してきた。セティア首相はＡＰＥＣ会議に出席するため米国へ出発する前に、空港でスリヤ少将を叱責し「あなたに任務が与えられたのに、なぜやらないのか」と発言した。

スリヤ少将が異動になった後、特別保安局のソーシャルメディアページには、スリヤ少将の写真とともに「政治家の道」と題する記事が掲載された。記事には、「私は心の準備を整えてきました。特例局長に就任して以来、自分の道と方法を選んできました。最善を尽くしてきたので後悔はありませんし、皆さんと一緒に働けることを光栄に思います」と書かれていた。

（翻訳：王 陸野、4.0 翻訳ワークショップ、校正：wan）