タイの産業信頼感指数が25カ月ぶりの高水準に

タイ情報ネットワーク（Taiguo.info）は数日前、タイ工業連盟（FTI）のスパン会長が調査結果を明らかにしたと報じた。調査によると、タイの3月の工業信頼感指数は89.2で、前月より2.5上昇した。3月の工業信頼感指数は25か月ぶり（2020年3月以来）の最高値となる見込み。工業受注、売上高、生産はいずれも大幅に増加しており、これは主にタイ政府や世界各地の防疫政策の緩和によるものだ。

スパン氏は、すべての産業グループが来たるソンクラーン祭り休暇に備えて3月に製品の生産と納品を加速させたが、企業は依然としてロシアとウクライナの状況によって引き起こされたエネルギー、原材料、その他の製品の価格上昇を懸念していると述べた。また、タイや世界各国が防疫政策を緩和したことで、経済回復が大きく促進され、人々の商品需要が増加し、輸出状況も改善したと述べた。また、タイ政府は3月1日にタイへの渡航政策を調整したため、より多くの観光客が入国しやすくなった。工業信頼感指数は25カ月ぶりの高水準に上昇したものの、依然として100を下回っており、主に企業が原油価格の上昇など生産コストの上昇を懸念していることから、工業信頼感指数の上昇が十分ではなかったことを反映している。

（出典：タイ・ラット新聞）