タイ商務省と中国海南省は、両国間の貿易交流と協力を積極的に促進するための「ミニ自由貿易協定」に署名した。

タイ金融ヘッドライン #タイ情報ネットワークニュース タイメディアの報道によると、2021年8月20日、タイのジュリン副首相兼商務大臣と中国の馮飛海南省長の立ち会いのもと、タイ商務省国際貿易促進局と中国海南省商務局が貿易協力に関する覚書（「ミニ自由貿易協定」）に署名した。

調印式で、タイ商務省の代表は「今年はタイ商務省設立101周年、タイ国際貿易促進局設立69周年にあたる。今年は中国海南省との貿易協力に関する覚書に署名することができて幸運だ。これはタイ国際貿易促進局の発展にとって重要な一歩であり、タイ商務省と海南省商務省の緊密な貿易協力にさらに役立つ」と述べた。その後、タイのジュリン副首相兼商務大臣は「海南省は、タイ商務省が協力覚書に署名した中国初の省だ。本日の協力覚書の署名は、今後双方の経済貿易協力をより深く具体的に発展させる上で重要な役割を果たすだろう」と付け加えた。

また、海南省の馮飛省長も「今回の調印が、海南省とタイの経済、貿易、産業、観光、人文科学の分野での協力空間をさらに拡大するための新たな出発点となることを期待する」と述べた。
調印された「ミニ自由貿易協定」には主に以下の5つの内容が含まれていると報じられている。
1. 双方間の貿易情報交換を促進する
2. 双方は、見本市の促進など、製品、イノベーション、マーケティングなどに関する貿易情報を交換する。
3. ビジネスセミナーやビジネス訪問等の実施を通じて二国間貿易交流を促進する。
4. 双方は、農産物、食品、工業製品の貿易の発展と拡大に重点を置く。
5. 双方は電子商取引などの分野で協力を進める。
本協定の協力期間は2021年8月20日から2023年8月20日までで、有効期間は2年間です。

（出典：thaipost、翻訳：周周）