タイ国会、結婚の平等法案を承認

タイのメディア報道によると、12月21日、タイ下院は同性婚法案の審議会議を開催した。下院議員らによる激しい議論の末、法案は賛成369票、反対10票で可決された。次に、草案をさらに検討するための委員会が設置される予定です。

報道によると、2023年5月14日以降、進歩党議員らが提出したバージョン、11,611人が連名したバージョン、内閣と法務省の関係部局が主導したバージョン、民主党議員らが提出したバージョンなど、合計4つの結婚平等法案が衆議院に提出され、審議されている。民主党の結婚平等法案は最近提出されたばかりで、まだ国会審議の段階に入っておらず、内容が以前の3つと関連しているため、今回の国会会議では、上記4つの結婚平等法案をまとめて審議することになる。

これに先立ち、プラユット政権時代の2022年6月15日には、進歩党が提案した同性婚法案と内閣・法務省が提出した婚姻法案が衆議院国会の審議を通過したものの、その後の手続きが完了しておらず、プラユット政権は国会を解散した。したがって、憲法の規定によれば、上記法案は、まだ審査過程を全て終えておらず、内閣が60日以内に衆議院に再度提出して審査を受けない限り、新衆議院成立後、完了した過程とはみなされないことになる。しかし、総選挙の期間が長引いたことと新政権樹立への道のりが困難だったことから、内閣は60日間の期限内に下院に審査要請を提出することができず、同性婚法案は前議会の保留中の法案の一つとなった。

12月21日に開催された国会会議では、草案の各案を代表するスポークスマンが立ち上がり、草案の具体的な内容について説明した後、自由討論が行われた。激しい議論の末、同性婚法案は賛成369票、反対10票で可決された。内閣と法務省が提出した法案を次回の検討プロセスの主要草案とするために、関連委員会が結成された。

（翻訳：Long Haining、4.0 Translation Workshop、校正：wan、出典：ilaw）