「タイ・フィリピンのレディーボーイ戦争」：事件に関与したフィリピン人が逮捕される

タイ情報ネットワークによると、タイの地元警察は、3月上旬にスクンビット通りソイ11で発生した「タイとフィリピンのニューハーフ戦争」事件に関与したアンナ（仮名）に対する逮捕状発行を裁判所に要請した。アンナは襲撃で他人に身体的または精神的危害を加えた疑いがあるからだという。捜査の結果、警察は最近、この事件に関与したフィリピン人のアンナを逮捕した。

タイ入国管理局のイー・ティペン局長は、事件の捜査を強化するため、検査と追跡の強化を命じ、入国管理局職員に対し、警察や治安機関と緊密に協力して事件を捜査するよう求めた。

入国管理局第一支局とルンピニ警察署が「タイ・フィリピン・レディーボーイ戦争」の犯人を追跡したところ、犯人らは頻繁に移動しており、他の県とバンコクの間を行き来することが多く、スクンビット通りエリアに戻っていないことが判明した。

3月21日、入国管理局第一支局は、逮捕状に記載された人物に似たトランスジェンダーの外国人がラチャテウィー県ペッチャブリー通り周辺を徘徊し、暮らしているとの情報を得た。警察は現場に赴き、捜索を行い、ペッチャブリー通り15番街と17番街周辺に警官隊を配置した。

捜査チームが諜報員から得た情報によると、逮捕状が出ている容疑者はバンコクのラチャテウィー地区プラトゥーナム地区のホテルに住んでいたとされる。警察はホテルに出向き、4階の部屋を捜査した。

捜査の結果、逮捕された人物はトランスジェンダーの外国人であることが判明した。逮捕した警官は、自分たちが入国管理警察官であると名乗り、逮捕された人物に身分証明書を見せ、パスポートまたはパスポートに代わる書類の確認を要求した。捜査によると、この外国人はアンナ（仮名）という名前で、37歳、フィリピン人である。彼女は2024年2月上旬にタイに入国し、30日間の滞在を許可された。逮捕状が発行される前に滞在許可の延長を申請していたため、彼女の滞在期間はまだ満了していない。その後、警察は裁判所の逮捕状を読み上げた。

アンナはこれを理解し、逮捕状に記載されている人物と同一人物であることを認めたが、これまで同じ事件で逮捕されたことはなかった。当初、逮捕された際、彼女は事件への関与を認めただけで、誰かに身体的危害を加えたことは否認した。逮捕された人々はその後ルンピニ警察署に移送され、法律に従って起訴され続けることになる。

（wan編集、出典：Thairath）