タイのワクチン接種量は基準に達しておらず、感染率は米国、インドなど他の国よりも高い

タイのメディア報道によると、タイの感染状況には良い兆候が見られず、国民が政府を信頼することが難しくなっているようだ。さらに、1日の感染者数が4,000人、5,000人を超える日が連日続いている。国家的なワクチン接種キャンペーンも、政府が期待していた目標よりも「遅い」ようだ。

現在、タイでは約960万回分のワクチン接種が済んでおり、政府の目標である5000万回分のワクチン接種を完了するまでにはまだ約185日残っている。したがって、目標を達成するためには、政府は引き続き懸命に努力し、設定された目標をサポートし達成するのに十分なワクチンを見つけなければなりません。

現在、政府のワクチン接種を待つことは、依然として国民の間で大きな関心事となっている。困窮しているにもかかわらずワクチンの手配を待たなければならない人もおり、代替ワクチンの入手も困難になっている。

また、タイでは最近になって感染者数が急増している。ourworldindata.org（世界中の新型コロナウイルス感染者統計データ分析ネットワーク）が発表したデータによると、過去1週間でタイでは100万人あたり平均58人が感染している。そして心配なのは、タイの感染率が、感染者数が非常に多いインドや米国などの国よりも高いことだ。
（出典：春のニュース 翻訳：Lucine）