タイではオミクロン株の感染例が205件確認された。

タイ情報ネットワークによると、タイのアヌティン副首相兼保健相は12月24日、タイ国内でオミクロン株の感染例が計205件確認されたと明らかにした。同氏はタイは国境を封鎖していないとし、国民に対し、新年の行事に参加する際には自らの安全を考慮し、流行防止のため保健省の措置を厳守するよう呼び掛けた。

アヌティン氏は国家感染症委員会の会合後、タイでは現在オミクロン株に感染した人が205人おり、その中には「テスト＆ゴー」方式でベルギーからタイに入国した夫婦も含まれていると述べた。夫婦はオミクロン株の検査で陽性と判明する前に親戚を訪ねるためウドンタニ県を訪れていた。夫婦と濃厚接触した高リスク者は約100人おり、そのうち22人が陽性と判定された。

タイが「テスト＆ゴー」入国モードを一時的に閉鎖するという決定について、アヌティン氏は、これは単なる閉鎖であり、国境を封鎖するものではないと述べた。また、アヌティン氏は国民に対し、保健省の防疫措置を厳格に実施しながら新年を祝うよう呼び掛けた。新年の行事に参加したり開催したりする場合は、必ず安全に配慮し、病気を予防し、大勢の人が集まる場所に行くことは避けるよう求めた。

（出典：TNN ONLINE、編集：ANi）