裕福なビジネスマンをターゲットに？タイ警察、中国通信詐欺師数名を逮捕

タイのメディアが4月25日に報じたところによると、タイ警察は偽金を販売していた「江西ドラゴン」と呼ばれる中国人ギャング団を逮捕した。また、多数の被害者も発見され、被害額は1000万バーツ以上に上った。

バンコクの京畿道警察本部捜査大隊のティラディ少将によると、警察はバンコクの地下鉄フアランポーン駅で中国人容疑者6人（鍾、李、曽、楊、朱、郭）を逮捕し、偽金仏像10体、本物の金貨8枚、タイの中国商工会議所の名簿46枚、ATMカード24枚、携帯電話12台、金の切断器具1セットの計189点を押収した。

この犯罪組織はインドネシアで通信詐欺を犯していたことが判明した。犯行に及ぶ前、同グループは「タイ華僑名簿」を利用してタイの裕福なビジネスマンをターゲットに探し、通信詐欺で接触を図っていた。詐欺グループはターゲットを選定した後、偽の金の中に本物の金を隠し、取引中に本物の金をカットして被害者に金が本物だと信じ込ませた。また、アユタヤの金採掘権を取得したと主張した。

警察はこのギャング団の取り締まり中に、被害者がこの容疑者グループに騙されそうになっていることを発見し、直ちに警察部隊を率いて逮捕作戦を実施し、最終的にギャング団を逮捕した。

現在、警察は彼らを「強盗および窃盗未遂の共謀」で告訴しているが、容疑者は容疑を否認している。捜査中、この犯罪グループは中国江西省出身で、タイに来る前にインドネシアで通信詐欺を犯していたと自白した。同時に、事件で使われた偽造金は中国江西省から輸入され、小包郵便でタイに送られたことも認めた。また、自分と共犯者は海外の人気テレビドラマに触発されて詐欺を実行したとも語った。

現在、警察は事件に関与した容疑者6人と盗品をノッパウォン鉄道警察署に移送し、さらなる裁判を待っている。

（翻訳：董欣怡、4.0翻訳ワークショップ、レビュー：wan、出典：nationtv）