黄金の枕型ドリアンの苗木8,000本が無断輸出のため押収される

タイ情報ネットワークによると、タイのウボンラチャタニ県の検問所の職員が最近、植物品種法に違反して輸出されたゴールデンピロードリアンの苗木8,000本を押収した。

以前、タイ農業省ウボンラチャタニ県チョンメック植物検査所の検査官は一般の人々から手がかりを得て、誰かがタイが定めた規制対象の植物を密かに外国に輸出していることを知った。そこでチョンメック税関と共同で調査した結果、チョンメック国境検問所の車両・出国貨物検査場にトラックが駐車されていることが発覚した。その後、関係職員がトラックを検査したところ、トラックにドリアンの苗が積まれていたことが判明したため、車両の運転手を税関に連行して検査を行った。調査の結果、ドリアンの苗木はゴールデンピロードリアンの品種で、合計8,000本あり、推定価値は24万バーツ（1本あたり30バーツ）であることが確認された。

そのため、容疑者らは、1975年に制定されたタイの植物品種法およびその改正第30条に違反したとして告発された。同法では、制限対象の植物は、大臣レベルの書面による許可がない限り、政府の実験または研究目的に限り、個人的に輸出できないと規定されている。違反者は最長3年の懲役、もしくは最高4,000バーツの罰金、またはその両方が科せられる。容疑者は捜査のためウボンラチャタニ警察署に連行され、すべての禁止植物はその後の法的手続きのためにノンカイ税関に引き渡された。

農業局長は次のように述べた。「植物品種法では、輸出が制限されている植物を合計11種類規定しており、ドリアン、ブドウ、ライチ、ココナッツ、タマリンド、ザボン、リュウガン、トンクルア、クワオクルア、スネークフルーツ、パイナップルである。タイからの輸出が制限されているこれらの植物種が、栽培目的で他国に密輸された場合、タイの農家と経済システムに直接影響が及ぶ。したがって、国民がこのような違法行為について何らかの手がかりを持っている場合は、農業局の植物検査所に積極的に報告すべきである。」

（翻訳：黄英英、4.0翻訳ワークショップ、校正：出典：thaich8）