カンボジア人男性が偽造パスポートを使って数億ドルを引き出す！警察は、この金は中国のオンライン詐欺グループによって盗まれたと推測している。

タイメディアが25日に報じたところによると、バンコクのトンロー警察は昨日、ショッピングモールの銀行員から、カンボジア人男性が通帳を紛失したので新規に申し込む必要があるが、偽造書類を使って1億7000万バーツという巨額を引き出そうとしているとの通報を受け、捜査に向かった。

警察は、この男性が2月17日にカンボジアからタイのサケーオ県アラン郡に入国したことが判明したが、入国スタンプが偽物だったため、厳しく取り調べを行った。男性は自分の身分証明書が偽造されており、タイに入国して銀行通帳を開設し、1億7000万バーツを引き出し送金するために誰かがそれを渡したことを認めた。

その後、タイ国家警察のスラチェット副長官は、事件はバンコクのエムクティエ・ショッピングモールにあるカシコン銀行支店で発生したと述べた。当時、タイ人4人とカンボジア人1人が銀行にやって来て、ある口座の名義人であると主張したが、通帳を紛失した。彼らはカンボジア人の男が持参した書類を使って新しい通帳を申請し、現金を引き出していた。しかし、銀行員はカンボジア人男性の顔が銀行口座の名義人と同一ではないことに気づき、その後警察に通報した。

捜査の結果、ギャング団は口座から金を引き出そうと何度も試みたが、銀行が要求する書類を提出できなかったために失敗したことが判明した。口座にある金額は1億7600万タイバーツに上る。2018年以降、この口座に送金されており、1回の送金額は数百万バーツに上る。当初、これらの金額は通信詐欺グループによって送金されたと推測されており、さらなる調査が行われる予定である。このカンボジア人男性は今後、「許可のない外国人の不法入国」の罪で起訴される予定だ。

スラチェット氏は、口座にある巨額の資金は中国の通信詐欺グループが盗んだ金であり、その後、カンボジア人が引き出せるように文書を偽造したのではないかと推測していると述べた。しかし、タイ人の共犯者の協力が不可欠であるため、捜査は手がかりを追って関係するタイ人を逮捕することになる。これらの人物の中には「大物」も含まれており、発見されれば法律に基づいて厳重に処罰されることになる。
（Zhongtaiがまとめたもの、出典：タイ入国管理局、MATICHON）