タイの医療専門家は、新型コロナウイルスは普通の風邪やインフルエンザではなく、慎重に治療する必要があると指摘している。

タイ情報ネットワークによると、2月18日、チュラロンコン大学医学部の専門家であるティラ博士が、世界とタイのコロナウイルスの流行に関するニュースをフェイスブックに投稿した。

2022年2月18日現在、全世界で確認されたCOVID-19の感染者数は4億1900万人に達しており、感染者数が多い上位5カ国はドイツ、ロシア、ブラジル、韓国、トルコとなっていると報じられています。このうち感染が確認された人の大半はアジア、欧州、北米（南米）で、世界人口の97.89％、死者数の94.03％を占めた。最近、欧州の新規感染者数は世界全体の53.12％を占め、死亡者数は36.16％に上昇している。

海外の研究チームは、過去に新型コロナウイルスに感染した患者15万3848人を対象に、感染したことのない人と比較し、過去に新型コロナウイルスと診断された患者が再び感染するかどうかを調べた。この研究は世界的に有名な医学雑誌「The British Medical Journal」に掲載され、次のような重要な結果が得られました。

まず、COVID-19と診断された患者は精神疾患を発症するリスクがあります。感染していない人と比較すると、うつ病のリスクは39％、不安障害のリスクは35％、記憶障害のリスクは80％、睡眠障害のリスクは41％高くなります。

第二に、インフルエンザ患者と比較した場合、COVID-19と診断された後の精神的な問題はインフルエンザ患者よりも1.43倍高いことが判明しました。

上記の研究結果は、新型コロナウイルスが普通の風邪ではなく、インフルエンザでもないことを示しています。ロングCOVID（体内のウイルスが排除された後もCOVID-19の症状が続く状態）は、脳、心臓、血管、胃腸管、皮膚、内分泌腺、精神疾患など、さまざまな体の器官に問題を引き起こす可能性があります。

ロングCOVIDの出現は、個人、家族、仕事など、人々の日常生活のパフォーマンスに影響を与え、他者との関係にも影響を与える可能性があります。したがって、新型コロナウイルスに感染しないことが一番です。現在、タイにおけるCOVID-19の流行状況は深刻な拡大を続けています。したがって、人々は意識的に慎重に生活し、予防のためにそれを習慣にする必要があります。

（出典：マソン、翻訳：ワン）