タイの観光産業はオフシーズンに入り、5月と6月のホテル稼働率は50％未満になる見込み

タイメディアが6月12日に報じたところによると、タイホテル協会のマリッサ会長は、タイ銀行とTHS開発会社が5月10～25日に110人の回答者を対象に実施した「2023年5月のホテル運営者信頼感指数」調査によると、5月の稼働率は51％で前月より減少し、この状況はほぼすべての地域で発生したと述べた。その理由は、タイの国内外観光客の観光市場がオフシーズンに入ったためだ。同時に、4月に「一緒に旅しよう」プロジェクトの第5フェーズが終了した後、6月のタイのホテル稼働率はわずか48％になると予想されている。

統計によると、2023年5月のタイ全土のホテル平均稼働率は、北部が4月の42.7%から29.9%に低下、東北部が4月の43.5%から40%に低下、東部が4月の67.1%から59%に低下、中部が4月の65.5%から59%に低下、南部が4月の61.8%から52.4%に低下となっている。

この点についてマリッサ氏は、タイの観光産業が全体的にオフシーズンに入ったため外国人観光客の割合は減少しているものの、タイのホテルに宿泊する外国人観光客の割合は50％を超えていると述べた。これは、ほとんどの回答者の主な顧客が依然として外国人であり、回答者全体の55％を占めていることを反映している。そのうち、ホテルに宿泊する外国人観光客は主にアジア、中東、中国から来ています。

マリッサ氏は、2023年の初めから現在までのホテル宿泊者の全体的な状況から、観光客の44％はCOVID-19以前よりも数が増えていること、タイに取り残された観光客の13％はCOVID-19以前のレベルに近づいていること、そして他の43％の観光客は依然としてCOVID-19期間中の観光客数よりも少ないことがわかったと付け加えた。

タイでの観光客の宿泊数がコロナ禍以前より増加している状況は、主に南部と東北地方、5つ星以上のホテルに反映されている。一方、北部地域の約60％のホテルでは、今年に入ってからヘイズ（煙霧）の悪化や猛暑の影響で、タイに足止めされる観光客の数がコロナ禍以前より減少していることがわかる。タイ人観光客の1回あたりの平均滞在日数の状況も上記と同様で、回答者の36%は、特に南部および北東部のホテルでは、タイ人観光客の滞在日数がコロナ禍以前に比べて増加したと考えている。一方、回答者の34%は、特に北部のホテルでは、タイ人観光客の滞在日数がコロナ禍以前に比べて減少したと考えている。

外国人観光客に関しては、47％のホテルが、特に5つ星以上のホテルや南部地域のホテルでは、外国人観光客の滞在期間が長くなると考えています。ほとんどの場合、外国人観光客によるホテルの平均滞在期間はコロナ前の水準を上回った。

（翻訳：馬望玲、4.0翻訳ワークショップ、レビュー： 、出典：bangkokbiznews）