タイのゾウが早朝、餌を探すために村人の家に入った。村人たちは、このようなことは時々起こると話した。

タイ・インフォメーション・ネットワークによると、6月20日午前2時、タイのフアヒンで象が餌を求めて住民の家に侵入した。台所の壁を突き破る象の写真がネット上に広まった。

29歳の住民ラチャダさんは、家族全員が寝静まった午前2時に突然、台所で何かが落ちる音が聞こえたと語った。起き上がって確認すると、台所から象が頭を出していた。幸い、象は調理台に遮られ、直接家の中に入ることはできなかった。象は食事を終えると自ら出て行った。ラチャダワン氏は、約2か月前に象が餌を探しに自宅にやって来て、家の壁や屋根を破壊し、5万バーツ相当の損害を被ったと述べた。その後も象は何度もやって来たが、家族は匂いがつかないように食べ物を密封していたにもかかわらず、止めることができなかった。

タイ国立公園・野生生物・植物保護局はその後、関係部署の職員とともに被害を受けた村民の家を訪問し、哀悼の意と補償を申し出たとの声明を発表した。同様の事件は以前にも発生しており、自然保護局と関連部署は機会があればすぐに支援を行ってきた。ゾウが住民の家に入り込んで被害を与えたのは、食べ物のにおいを嗅いだためだ。ゾウは草食動物で、塩分の多い食べ物から必須ミネラルを摂取する必要がある。保護局はすでに地元住民に知識と応急処置の予防法を提供している。 （hushによる翻訳 出典：TNA、ThaiPBS）