タイの2023年選挙: 投票妨害や買収事件が続く

タイメディアの報道によると、タイ国家警察選挙秩序維持センターのニティトン報道官は、5月14日の総選挙当日、警察が24時間体制ですべての投票所を厳重に監視し、あらゆる種類の投票違反を発見したことを明らかにした。

警察は合計8件の買収投票事件を発見し、そのうち4件は裁判と捜査が終了し、残りの4件は現在捜査中である。すべての事件に十分な証拠がある。さらに、全国で23件の投票用紙破り事件が発生し、そのほとんどは投票者がアルツハイマー病などの病気を患っている高齢者であったことが原因で、少数は投票者が酔って転倒し、誤って投票用紙を破り捨てたことが原因で、残りは投票者が投票用紙に誤って記入し、投票用紙を破り捨てて新しいものを申請しようとしたことが原因であった。以上の行為は法令に違反するものであり、警察は事件の真相を捜査中である。これまでのところ、投票用紙を破り捨てるという行為が故意であったとの疑いは見つかっていない。また、投票所では違法写真撮影が2件、違法酒類販売が6件発覚した。

選挙秩序維持センターは、投票用紙の集計と輸送の作業を完了するために、5月17日まで監視と管理を続けると報じられている。彼らはまた、非常に熾烈な選挙戦や銃撃事件の発生に見舞われたノンタブリー県、パトゥムターニー県、サムットプラカーン県、ラチャブリー県の治安問題にも責任を負っている。また、事故リスクの高い全国20都道府県の安全面についても注視してまいります。

ニティトン氏は、「告発王」チュー・ウェイ氏を通じて多くの人々から警察に通報された選挙違反について、警察は今のところ一方的な証拠しか受け取っていないため、今後は各方面から証拠を集めて事件の真相を究明していくと述べた。選挙前にわざと混乱を起こそうとする下心のある人たちについては、今回は以前より少なかった。警察が多くの情報を持ち、犯罪取り締まりや銃器の没収などの対策を講じているため、混乱を起こすのが難しくなっているからだ。特に選挙前日と前夜には、警察が危険地域に検問所と阻止地点を設置し、混乱の発生を大幅に減らし、警察の日常業務を円滑にした。

（翻訳：徐睿洋、4.0翻訳工房、レビュー：wan、出典：nationtv）