タイ企業が中古のゴム手袋を大量にアメリカに輸出していた事件に新たな進展あり！アメリカ人ビジネスマンがタイで台湾人ビジネスマンを誘拐した疑いがあるとの報道？

タイ情報ネットワークが10月27日に伝えたところによると、タイ中央捜査局のジラポン局長は、タイの企業が米国に大量の汚れた低品質のゴム手袋を出荷したという外国メディアCNNの報道に対し、昨年3月にタイのトンローで外国人が台湾人ビジネスマンを誘拐し恐喝しようとした事件で、外国メディアの報道で言及されたアメリカ人ビジネスマンの内部告発者が容疑者である可能性があると述べた。

CNNによると、数人のアメリカ人ビジネスマンがタイのメーカーにゴム手袋を注文したが、商品が届くと中古品だったという。メーカーの一つは「PEDDY THE ROOM」という会社。タイメディア「バンコクビジネス」は、この製造業者は2017年8月25日に登録され、同社の唯一の取締役はLuk Fei Yang（音訳）氏であると報じた。同社の2020年度財務報告によると、総資産は2,014,015バーツ、総負債は20,000バーツ、総収入は19,000バーツ、総支出は10,000バーツ、純利益は9,000バーツだった。 2020年12月、タイの犯罪取締局が同社を捜査し、総額3億バーツ相当の不適合機械や医療機器を押収した。

ペディ・ザ・ルームは、昨年タイのトンローで外国人ギャングが台湾人ビジネスマンを誘拐し恐喝した事件に関与した会社だ。 2020年3月28日、台湾人ビジネスマンのウェン・ユー・ソン（音訳）がトンローのレストランで食事をしていたところ、数人の外国人に突然拉致された。ギャング団は拉致されたビジネスマンの同僚や家族から約9,300万バーツを脅し取ろうとした。その後、家族は事件を大使館と警察に通報した。ギャング団は家族からの脅しに失敗し、台湾人ビジネスマンとの連絡も取れなかったため、ビジネスマンを解放した。警察の捜査により、ルイスという名のアメリカ人ビジネスマンが以前、CNNの報道で言及されたタイのメーカー「ペディ・ザ・ルーム」からゴム手袋を購入し、誘拐されたウェンという名のビジネスマンの会社に商談を許可していたことが判明した。その後、両者の間に商談上の相違が生じ、ルイスは9,300万バーツ以上の損失を被った。ルイは、ウェン姓のビジネスマンがタイに定住していることを知ると、タイで私立探偵会社を開業したイスラエル人のマイケルを雇い、失踪した財産を取り戻す手助けをさせ、その後の誘拐と恐喝を計画した。

タイ警察は、誘拐事件でまだ逃走中のアメリカ人容疑者がいるが、その容疑者は中古手袋事件をCNNに通報したビジネスマンと同一人物かもしれないと述べた。警察は誘拐・身代金事件とゴム手袋詐欺事件について別々に捜査を行うと述べた。

この事件は依然捜査中である。警察は誘拐事件に関与したビジネスマンと、誘拐の首謀者とみられる逃亡中のアメリカ人ビジネスマン「ペディ・ザ・ルーム」との関係についてはまだ詳細を明らかにしていない。関連ニュースの最新情報があれば、タイ情報ネットワークはできるだけ早く報道する予定である。 （hushによる翻訳 出典：ThaiPBS、Khaosod、Bangkok Business）