バンコクの有名なショッピングモールで酔った男が女性2人を刺した。

タイメディアの報道によると、4月19日、セントラルワールド・ショッピングモールのグルーブ地区2階にあるミスティ・ミンクス衣料品店の店前でナイフによる襲撃事件が発生し、2人が負傷した。

近くの目撃者によると、襲撃者は30歳くらいで、黒い服と帽子を着用し、叫びながらショッピングモールに入ってきたという。その後すぐに、男はトイレから出てきたばかりの女性をナイフを持って追いかけ、女性の顔を切りつけた。その後、女性は衣料品店に隠れ、犯人は走って近くにいた別の女性の背中を切りつけ、現場から逃走した。警備員と警察は被害者を病院に搬送し、酒に酔った加害者を現場で逮捕した。彼は意識不明だったため、警察はパトゥムワン警察署に拘留した。

捜査の結果、犯人は23歳のタナペンと名乗る元電気技師であることが判明した。彼は職を失った後、ホームレスとなり、近くの高架の下で寝泊まりせざるを得なかった。タナポン氏は麻薬使用でも起訴されていたため、警察は尿検査を行ったが異常は見つからなかった。タナポン容疑者は留置室に入れられた後、徐々に意識を取り戻し、被害者を知らず、どのように犯行に及んだのかも分からないと語った。ショッピングモールに入ったのは仕事を探したかったからだという。

パトゥムワン警察署長のパン・サ大佐は、タナポン容疑者は無意識のうちに公共の場に侵入し、犯罪を犯しており、社会の悪玉であり危険分子であると語った。ショッピングモールでは通常、温度計、金属探知機、セキュリティチェックなどの安全対策が講じられている。しかし、犯人はナイフをモール内に持ち込むことができたため、セントラルワールドが責任を負うべきかどうかは不明だ。タナポン氏は、故意に身体に重傷を負わせ、ナイフを持って公共の場に侵入した罪で予備的に起訴された。4月20日、タナポン氏はバンコク南部刑事裁判所に連行された。その他の容疑については引き続き捜査中である。

その後、セントラルワールドはフェイスブックアカウントで、ショッピングモールの警備チームが現場に間に合い、5分以内に意識不明の男性を制止し、負傷した2人をすぐに最寄りの病院に搬送し、警察と積極的に連携したと公式に回答した。被害者は現在安全で、病院で治療を受けている。これを受けて、ショッピングモールでは、買い物に来られるお客様の安全を最大限に守るため、迅速かつ体系的な対応策を講じております。

（翻訳：ハン・シュミン、4.0 翻訳ワークショップ、レビュー：ワン、出典：タイラス）