タイ湾で謎の船が沈没し、石油が流出、サムイ島の景勝地が危険にさらされる恐れ

タイ情報ネットワークによると、1月9日、国籍不明の謎の船がタイ湾付近の海底に沈んだ。船体に複数の穴が開いたため、大量の油が漏れ出し、スラタニ県に流れ込み、サムイ島の景勝地を危険にさらすことになる。

1月9日午前10時50分、タイ湾中部の石油掘削会社から海軍第二管区に対し、1月6日以来、船籍不明の大型船がタイ湾近海に漂っているのが発見されたとの通報があった。海軍第二管区は、関係職員を派遣し、大型船の漂流場所を視察した。調査の結果、この船は古い船で、船体が傾いて海水が船体内に流れ込んでいた。乗船者はおらず、船籍を示す書類もなかった。

第２海軍管区によると、第２海軍管区は懸命に船内の水を汲み出そうとしたが、船体に多数の穴があいていたため海水が船体内に流れ込み、さらに大波で船体が激しく損傷したため、船を岸まで移動させることができなかった。結局、船は１月８日夕方、ナコンシータマラート県シチョン郡の海岸から約２８海里の海底に沈んだ。

船が沈没した場所には、あまり硬くなく、エンジン室から流れ出たと思われる、薄めた油汚れの層がありました。第2海軍管区は、船の沈没地点からの水流がスラタニ県サムイ島方面へ流れていることを発見した。そのため、サムイ島周辺の観光地に影響を与えないよう、第2海軍管区は沈没船からすべての油の採取を急いでいる。油の採取が完了するまでには2～3日かかると見込まれている。

（出典：Sanook、翻訳：wan）