タイ上院、性犯罪者の化学的去勢を承認

タイメディアの7月12日の報道によると、タイ上院は性犯罪の再発防止のため、性犯罪者に対する化学的去勢措置を認める「性犯罪および暴力犯罪の防止に関する法案」を賛成145票、反対2票、棄権2票で可決した。上院は法案草案を内閣に提出して審議する準備を進めている。

この法案は43条から成り、そのうち12条は議会の特別委員会によって修正された。重要な議題の一つは性暴力の取り締まり強化だ。例えば、殺人、強姦、児童性犯罪、傷害致死などの犯罪を犯した犯罪者は、刑務所から釈放された後の行動監視、刑務所から釈放された後の拘留、再犯防止のための緊急拘留措置という2種類の改革措置を講じなければならない。

さらに、法案第21条は、精神医学と医学の専門家が必要と判断した場合、犯罪者と少なくとも2人の医療専門家の同意を得て、犯罪者にテストステロン抑制薬を注射する「化学的去勢」を行うことができると規定している。この措置を受ける性犯罪者には、刑期の短縮、保護観察、または早期釈放が検討される可能性がある。

しかし、この法案の実現可能性については依然として多くの疑問が残る。なぜなら、この措置はまだ法的に認定されておらず、性犯罪者が注射に同意するかどうかについては医療評議会が関連規則を発行する必要があるからだ。

（翻訳：李愛山、4.0 Translation Workshop、レビュー：wan、出典：thaich8）