タイ警察は英国から違法に輸入された1億ドル相当の高級車26台を押収した。

タイ情報ネットワークは9月20日、タイメディアの報道によると、このほどタイのソンサック法務大臣やタイ特別事件捜査局（DSI）のダライ・アリク局長らが記者会見を開き、国際的な窃盗団が英国からタイに高級車35台を密輸した事件について捜査結果を発表したと報じた。現在、26台が押収され、残りの9台は追跡中だという。

タイのソンサック法務大臣は、この事件はバンコクの英国大使館が国家犯罪庁（MLAT）に国際刑事事件への協力を要請し、タイ特別捜査局に英国製高級車35台の違法盗難とタイへの輸入の捜査を依頼したことに遡ると述べた。調査によると、35台の車はランボルギーニ・ウラカン、フェラーリ・スパイダー、BMW M4、メルセデス・ベンツAMG、日産GTR、ポルシェ・カイエン、レンジローバー・スポーツ、ミニ・クーパー、フォード・マスタング、レクサス、アウディQ7、フォルクスワーゲン、ホンダGTなど13の異なるブランドの車だった。総額は約232万ポンド、1億バーツに相当する。タイで輸入価格で販売された場合、価格は約3億バーツとなる。

タイ特別事件捜査局長ダライ・アリーム氏は、2016年7月から2017年3月の間、高級車を販売するタイ人グループと英国在住の外国人グループが、割賦販売または短期レンタカーのグループと共謀して別のグループに車を販売し、船荷証券や請求書などの偽造文書を提示して税関職員を欺いたと述べた。ギャング団はまず車両を英国からシンガポールへ飛行機で輸送し、その後シンガポールからタイへ貨物船で輸送した。

これまでに警察は、捜査に協力する意向のある所有者から26台の車両を押収した。残りの9台の車両については、所有者が依然として返却に応じず、警察がさらに交渉を続けていた。

（翻訳：李愛山、4.0翻訳ワークショップ、校正：wan、出典：mgronline）