【タイ、南部経済回廊特別区の開発と「ランドブリッジ」プロジェクトを推進】

タイメディアの報道によると、運輸政策計画局（OPTP）のパニャ・チュパニッチ局長は、6,700万バーツのタイ湾・アンダマン海（チュムポン・ラノン陸橋）経済橋プロジェクトの進捗状況を明らかにした。OPTPは、2022年に同プロジェクトを内閣に提出して審査と承認を得る準備をしており、プロジェクトの詳細な実施内容と収益モデルを検討する。また、タイへの投資を呼びかけるため、海外でプロジェクトロードショーを実施する予定。

交通計画室は、2023年第1四半期に中国、フランス、ドイツなどの国でプロジェクトロードショーを開催し、海外の投資家にプロジェクトを紹介し、潜在的な投資家から陸橋プロジェクトに関する関連提案を聞く予定です。ロードショーの後、第2四半期の提案に基づいて陸橋プロジェクトの関連詳細とモデルを調整し、2023年6月にプロジェクトを再び内閣に提出して審査と承認を受ける予定です。

パンヤ氏は、南部経済回廊特別区（SEC）政策委員会が準備中で、南部経済回廊特別区の法案が策定中であると述べた。SECの開発コンセプトはタイの東部経済回廊（EEC）と一致しており、2022年に内閣に提出され、検討される予定。2023年6月までに承認されることを期待している。この内容は、陸橋プロジェクトと同時に実施される予定である。

上記のプロセスが完了した後、タイ国務院事務局に提出され、2024年第4四半期に承認のために下院に提出される予定です。SEC法が発効した場合、民間投資入札書類（TOR）の選定の関連作業は2025年第1四半期までに完了します。落札契約は2025年第3四半期に締結され、建設は2025年に開始される予定です。建設期間は5年間で、2030年第1四半期に稼働する予定です。

パンヤ氏は、タイ運輸計画局が、市内の鉄道輸送システムと高速道路を結ぶ港湾開発計画について予備調査を実施していると付け加えた。この計画は2つの港に分かれ、それぞれ2期に分けて建設される。ターミナルのコンテナ総取扱量は4,000万TEU（TEUは20フィートコンテナを基準とした国際的な測定単位で、通常は船舶のコンテナ積載量を示すために使用され、コンテナと港湾の取扱量の重要な統計・換算単位でもある）。例えば、港1：ラノーン県のラムリュターミナルの2期のコンテナ取扱量は2,000万TEUに達する可能性がある。港2：チュムポン県のアオアンターミナルは、2つのフェーズで合計4,000万TEUのコンテナ処理能力があり、各フェーズのコンテナ処理能力は2,000万TEUです。シンガポールのトゥアス港（TUAS）と比較すると、陸橋プロジェクトはまず第1フェーズを開発して、2,000万TEUのコンテナ処理需要を満たすことができます。

報道によると、チュムポン・ラノン陸橋プロジェクトは全長109キロメートルで、そのうち21キロメートルはトンネルである。起点はタイ湾側のチュムポン県のラム・リュ埠頭にあり、MR8チュムポン・ラノン線で結ばれている。この区間は全長89.35キロメートルで、アンダマン海側のラノン県のアオ・アン埠頭で終わる。このプロジェクトでは、近代的で自動化されたコンテナターミナルを建設し、それを市内の高速道路と複線鉄道に接続して2階建ての運用をサポートし、両港でのコンテナ輸送を実現する。


（翻訳：周書悦、4.0翻訳ワークショップ、レビュー：hush、出典：matichon）