タイの3人家族が銃を作る個人工房を開き、バンコクに約40丁の違法銃が流入した。

タイ情報ネットワークによると、バンコク首都圏警察と191特別警察は10月16日、記者会見を開き、3人家族が共同で銃を製造し、ネット上で銃を販売していた事件を摘発したと発表した。47歳の女性ジラポン、29歳の男性ジダリン、45歳の男性グラコンの計3人の容疑者が逮捕された。同時に銃19丁、各種弾丸約590発、銃の改造工具などが押収された。

警察は当初、「デンバー・ナナト」という名のFacebookアカウントを発見し、銃の販売や修理をしていたと報じられている。捜査の結果、アカウント管理者はグラゴングであることが判明した。同氏はまた、「ガン・フレンズ」というチャットグループも作成しており、グループには約120人が参加していた。

警察の捜査により、グラコンは普段はトラックの運転手として生計を立てていることが判明した。彼は武器の改造に関する一定の知識を持っている。過去4～5か月で彼は銃の販売ビジネスを始め、月に約10丁の銃を製造している。銃1丁の価格は9,000～10,000バーツ。これまでに彼は40丁近くの銃を顧客に納品しており、主な受取人はバンコク在住である。銃の購入者は主にフェイスブックを通じて連絡を取り合い、その後グラコン氏らが改造用に黒い銃を購入すると報じられている。完成後は妻のジラポン氏と息子のジダリン氏が配送を担当する。

警察はジラポン氏とジダリン氏を、担当管理者が許可証を発行できない状態で自宅で無許可で銃器を所持したこと、および許可なく村や公共の場所に銃器を持ち込んだことの罪で告発した。グラコンに対する罪状には、許可なく銃器や弾薬を製造、購入、使用、輸入したことなどが含まれる。その後、3人の容疑者に対して法的手続きが行われることになる。 （hushによる翻訳 出典：Komchadluek、Nation）