タイは今年最初の2か月間で400万人以上の海外観光客を受け入れた。

タイ情報ネットワークは3月5日、タイのメディア報道によると、タイ国政府観光庁は今年初め、2023年にはタイの海外観光客が2500万～2800万人に達すると予測したと報じた。タイ観光産業協議会は、すべての部門が積極的に協力し、助け合えば、タイの海外観光客総数は3000万人に達すると考えている。

タイ国政府観光庁のユタサック・スパソーン局長は、入国管理局のデータによると、2023年1月に2,088,832人の外国人観光客がタイに入国したことを明らかにした。上位5カ国は、1.マレーシア、257,684人、2.ロシア、202,642人、3.韓国、168,605人、4.インド、101,343人、5.中国、91,080人だった。

2月にタイを訪れた外国人観光客は1,928,079人で、上位5カ国は、1.マレーシア246,041人、2.ロシア173,170人、3.韓国148,329人、4.中国140,778人、5.インド90,849人だった。したがって、現在タイに入国する月平均観光客数が約200万人であることから、今年第1四半期にタイに入国する外国人観光客数は約600万人になると推定されます。

同時に、ユタサック氏は2023年第2四半期の全体的な状況についても予測を行った。中国やASEAN諸国など近隣の観光市場からタイを訪れる人が増える可能性がある。また、インドは核酸検査を中止した。観光市場が回復するまでは、上記諸国からの観光客の増加が、欧米などの遠距離観光市場からの観光客の減少を補うのに役立つだろう。ユタサック氏は、過去1、2年はいわゆるリベンジ・ツーリズムの時期であるため、長距離市場の需要についてはあまり心配していないが、タイの観光商品はまだ更新されていないため、質の高い観光客を誘致できるかどうかが鍵だと述べた。そのため、タイ国政府観光庁は、海外からの質の高い観光客を迎える準備として、観光ガイドの不足、入国審査、航空業界の労働力不足など、観光分野の供給問題の解決を急ぐ必要がある。

ユタサック氏は、大手航空会社は便数を増やしているものの、2019年の流行発生前に比べると便数は依然として少ないと述べた。航空会社は運航再開や人員の採用を進めており、便数不足問題の解決にはしばらく時間がかかるとみられる。新型コロナ流行前は上海からタイへの航空便は毎週約400便あったが、現在はチャーター便を含めて週95便しかない。タイ国政府観光庁は、夏に入ってから、つまり2023年3月27日以降、国際線の便数が大幅に増加し、中国をはじめとした世界各国からの観光客が増加すると予測している。さらに、タイ国政府観光庁は、ロシアやその他の国の航空会社に対し、タイへのインバウンド観光客向けにチャーター便の運航を増やすよう奨励することにも力を入れている。

タイ国政府観光庁は、2023年に観光産業の損害目標を2兆3800億バーツに設定しており、これには国内観光客1億6000万人が含まれ、8800億バーツの収入を生み出すことになる。タイへの外国人観光客を加えると、最良のシナリオでは2,500万～3,000万人の訪問者数となり、推定1兆5,000億バーツの収益を生み出すことになります。

（翻訳：李晨秀、4.0翻訳ワークショップ、校正：wan、出典：prachachat）