蒸気発電所から謎の放射性セシウム137が発見される

タイのメディア報道によると、3月14日、タイのプラチンブリ県シーマハポート郡の304工業団地にある蒸気発電所から、放射性セシウム137を含む直径5インチのパイプが謎の消失を遂げた。その後、プラチンブリ県の関係部局は放射性セシウム137の捜索に対して10万タイバーツの報奨金を提供した。

3月19日、タイのプラチンブリ県のロンロン知事、原子力平和利用庁のパイムサ事務局長らがプラチンブリ県のカビンブリ工業団地を視察し、同工業団地内の金属精錬所2か所を訪問し、関連産業の操業状況を視察した。検査によると、工業団地内で最大の鉄鋼工場には高温炉が8基あり、毎日大量のトラックが出入りしている。以前失われた放射性セシウム137はここで鉄くずと混ざって売られていたと推定される。平和原子力局の職員は、炉に投入されるスクラップ鋼と圧縮鋼の包括的なスキャンと放射線測定を機器を使用して実施し、検出器が放射性物質を検出したことを発見した。検査の結果、作業員らは炉の堆積物、工場の土壌、廃棄物の山などの物質に放射性セシウム137を発見した。

原子力平和利用局は工場を徹底的に検査し、製鉄所で見つかった物質が放射性セシウム137であることを確認した。現在、工業団地は工場の閉鎖を発表しており、安全上の理由から、地域内の人々の移動を制限し、すべての従業員が工場から出ることを一時的に禁止している。プラチンブリ県知事は本日正午にプラチンブリ政府センターで記者会見を行う予定。

（翻訳：Lin Guanxiu 4.0 Translation Workshop、レビュー：wan、出典：thairath）