米国、IPブラックリストからタイを削除

2月25日のタイ情報ネットワークの報道によると、タイ首相府のラチャダー副報道官は、タイ政府はあらゆる知的財産権侵害に対して積極的かつ厳しく取り締まっており、具体的な成果を上げていることを明らかにした。米国通商代表部（USTR）が発表した2021年の偽造品・海賊版悪名高い市場報告書では、タイは米国の知的財産権侵害のブラックリストから削除された。タイがこのリストに載らなかったのは長年で初めてのことであり、これは知的財産権侵害対策に対するタイの真剣な姿勢を反映し、外国投資家の信頼を築き、同国の貿易・投資環境を向上させるものである。

ラチャダー氏は、タイ政府はこれまで、政策と法的圧力の両面で知的財産権侵害を取り締まってきたと述べた。 1月、内閣は商標権を侵害する製品や海賊版の輸出入や持ち込みを禁止する商務省の通知案を承認した。閣議決定後も税関は検査を強化し、知的財産権を侵害する製品に対する体制整備を進めた。

2021年には、知的財産局、国内治安作戦局、国家警察、関税局、特別捜査局が協力し、5億バーツ以上の知的財産権を侵害する商品を破壊した。これは、世界貿易機関（WTO）の枠組みの下で知的財産権侵害と闘うためのもう一つの重要なメカニズムでもある。

（出典：Thaipost、翻訳：wan）