フォーブスの世界長者番付が発表：中国人起業家ダニン・チェラワノン氏がタイで最も裕福な人物に

タイ情報ネットワーク（Taiguo.info）は、米『フォーブス』が4月5日、2022年版世界長者番付を発表したと報じた。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）が総資産2190億ドルで、フォーブス長者番付で初めて首位となった。

今年は、疫病、戦争、株価暴落など複数の要因の影響により、リストに載った世界の億万長者の数は昨年より87人減って2,668人となった。今年、世界の億万長者が保有する資産は合計12兆7000億ドルで、昨年より4000億ドル減少した。リストに載ったロシアの億万長者の数が最も減少した。ロシアとウクライナの紛争の影響で、リストに載ったロシアの億万長者の数は昨年に比べて34人減少した。

しかし、調査によると、今年は昨年と比べて資産が増えた富裕層が世界に1,000人以上存在し、新たに236人の億万長者が誕生した。アメリカは依然として世界最多の億万長者を抱えており、その数は合計735人、総資産は4兆7000億ドルに上る。中国は607人の億万長者と総資産2兆3000億ドルで第2位となっている。

タイでは、今年、合計28人の億万長者がリスト入りした。そのうち、中国人起業家でタイのチャルン・ポカパン・インターナショナル・グループの会長であるダニン・チェラワノン氏は総資産135億ドルで137位となり、昨年より34位下がり、資産は46億ドル減少した。中国人起業家でタイのビール業界の大物である蘇旭明氏は総資産120億ドルで156位となり、順位は変わらず、資産は15億ドル減少した。ガルフ・エナジー・デベロップメント・カンパニーのCEOであるサラ氏は総資産118億ドルで161位となり、昨年より103位上がり、資産は29億ドル増加した。

（出典：人民日報）