タイ警察は数億元に及ぶ通信詐欺の容疑者数名の逮捕に中国を支援した。

タイ情報ネットワークによると、中国警察は最近、ミャンマーとカンボジアからタイに逃亡した容疑者による通信詐欺事件を複数摘発した。中国から逮捕への協力要請を受けたタイ警察は、双方の情報を調整し、直ちにタイで捜査と容疑者の逮捕を開始した。

5月19日、タイ入国管理局は関連状況について記者会見を開いた。タイ入国管理局と中国の関連捜査部門の捜査によると、タイ警察は4月27日、バンコク・ラマ9世区の高級マンションで詐欺グループのリーダーの一人である中国人男性、周容疑者（35歳）を逮捕した。また、5月18日にはバンコク・トンロー区のマンションで詐欺グループのもう1人のリーダーである中国人男性、李容疑者（27歳）を逮捕した。さらに、バンコク・ワッタナー区の高級マンションで詐欺グループのメンバーである中国人男性、黄容疑者（37歳）を逮捕した。

同組織の詐欺本部はカンボジアのシアヌークビルにあると報じられている。オンラインプラットフォームで投資を勧誘する詐欺行為を行っていた疑いがあり、不法収益は5億バーツに上る。指名手配後、同組織はカンボジアからタイに逃亡した。現在、タイ入国管理局は3人のタイ居住許可を取り消しており、警察はさらなる手続きを待つため3人を一時的に拘留している。

さらに、タイ警察はチェンマイでヤンという名の35歳の中国人女性を通信詐欺容疑で逮捕した。逮捕現場では複数の携帯電話が発見された。彼女は政府職員や警察になりすまして一般市民を相手に通信詐欺を働き、被害者に金銭を振り込むよう脅迫した疑いがあり、その件数は8,500件に上った。その金額は80億バーツに上る。彼女のグループはミャンマーのワ特別行政区に拠点を置いていた。指名手配後、彼女はタイ・ミャンマー国境沿いの自然通路を通ってタイに逃亡した。

この女性はタイに不法入国しており、不法入国の疑いがあると報じられている。彼女はさらなる手続きのために関係部署に移送された。

（翻訳：Long Haining、4.0翻訳ワークショップ、校正：wan;）