タイ警察は中国当局と協力し、中国人犯罪容疑者の逮捕に成功した。

タイメディアの報道によると、8月29日、タイ入国管理局は中国国民が関与する重大事件を報告する記者会見を開いた。この事件は中国人投資家に対する一連の詐欺行為で、15億バーツを超える巨額の経済的損失をもたらした。同時に、記者会見では注目度の高い他の2つの事件も明らかにされた。

最初の事件では、中国政府の積極的な支援により、タイ警察は中国人容疑者の王夫妻を逮捕することに成功した。容疑者２人は経済詐欺の容疑で中国当局に指名手配されている。警察の捜査により、王氏とその妻は、通常の市場金利よりも高い利回りを約束して投資家を騙し、集団投資させる目的で「天津五世土」という会社を共同で設立していたことが明らかになった。しかし、この投資は実は詐欺であり、北京や天津など多くの被害者が総額15億バーツ以上の損失を被った。事件後、容疑者はタイに逃亡し、パタヤでホテルを借りた。現在、タイ当局は容疑者２人のタイでの居住許可を取り消し、入国管理局警察署に引き渡して法に基づいて責任を問わせている。

2件目の事件では、タイ警察はタイ駐在の中国大使館の協力を得て、ミンという名の29歳の中国人容疑者の逮捕に成功した。彼女はかつて中国で財産を隠匿した罪で起訴されたことがある。警察の捜査により、ミン氏と夫のジェン氏が共謀して「カカワン・カジノ」と呼ばれるオンラインギャンブルのプラットフォームを作ったことが明らかになった。鄭容疑者はプラットフォームから1億2000万元（約6億バーツ）以上の巨額の利益を上げ、その違法な収益をミン容疑者の口座に入金し、車の購入や個人消費に充てていた。この事件では、鄭容疑者は法的制裁を逃れるためにシンガポールに逃亡し、ミン容疑者はタイに逃亡した。警察はこの件について捜査を開始した。

3件目の事件では、タイ警察がバンコクのラートクラバン地区の住宅前でチ・ソンという名の37歳の韓国人容疑者を逮捕した。この人物は韓国が指名手配している重大犯罪者であり、タイに347日間不法滞在している。また、タイ警察は韓国警察と協力し、容疑者が韓国で違法薬物（メタンフェタミン１キロ以上）を密輸した疑いがあることを突き止めた。現在、タイ警察は容疑者に対して訴訟を起こしている。

この記者会見の開催は、タイ入国管理局の犯罪行為を取り締まる決意を示すだけでなく、公平性と正義の維持におけるタイと中国の協力の密接なつながりを浮き彫りにするものとなった。記者会見は社会のあらゆる層にこの事件の明確な状況を示し、タイ当局が社会の安全と秩序の確保に絶え間なく取り組んでいることを浮き彫りにした。

（翻訳：陳延軍4.0翻訳工房、レビュー：wan、出典：ch7hd_news）