タイのプラユット・チャンオチャ首相：裁判所は8年の刑期の問題を決定する権利があり、介入する権利はない

最近、タイの野党は、タイのプラユット首相の任期が8年で満了したとして同氏を弾劾し、プラユット氏が首相の地位を放棄して国民に権力を返還すべきとの判決を下すよう裁判所に求めた。タイの「改革派」指導者が率いるいくつかの非政府組織も再び抗議集会を開催した。

これらの団体は8月23日から24日にかけて、バンコク政府庁舎を含む多くの場所で「タイのプラユット首相を退陣に追い込む」ことを目指して集会を開くものとみられる。

8月23日早朝、タイのプラユット首相兼国防相は閣議に出席するためいつものようにバンコク政府庁舎を訪れた。プラユット首相は、8年の任期を終えたことに触れ、「法は最高であり、誰も法の上に立つことはできない。この問題は裁判所が決定するもので、首相には裁判所の決定に干渉する権利はない。国民がタイの法律を信頼してくれることを期待している」と述べた。

また、8月23日と24日の抗議集会について、タイ首相府のアヌチャ報道官は、タイ政府はこれまでに、伝染病の危険や人々の生活を混乱させる恐れのあるあらゆる種類の集会や同様の集まりを禁止する関連規則を発令しており、関係部署も政府庁舎前で対応の準備を進めていると述べた。この期間中、バンコク市庁舎、ラチャプラソン交差点、民主記念塔、政府庁舎付近の道路への立ち入りを避けるよう国民に呼びかけている。