「私たちはイギリス人夫婦を殺していない！」2014年のタートル島殺人事件で、ビルマ人囚人が自白を変えた！

4月3日のタイメディアの報道によると、10年前にタイを震撼させたタートル島殺人事件の犯人は自白を変え、無実を主張した。
ビルマ人のバー従業員、ゾー・リン氏とウィン・ゾー・トゥン氏は、2014年にタートル島で英国人カップルのデビッド・ミラー氏とハンナ・ウィザリッジ氏を殺害したとして告発された。容疑者たちは一貫して無実を主張し、犯していない罪で10年間刑務所で過ごしたと主張している。
殺人容疑者２人（ともに２９歳）は、自分たちは罠にはめられたと主張し、有罪判決を不服としてタイ当局に控訴する書簡を送った。
「私たちは10年近く不当に投獄されており、タートル島の浜辺で亡くなったイギリス人を一度も見たことがありません。」

ビルマ人の囚人2人はタイの刑事たちの「ずさんな」捜査を激しく非難した。「今月29歳になるが、若い人生を刑務所で無駄にしてしまったと思うと悲しくなる。数年で出所できると思っていたが、長い間刑務所にいたのだから、今こそ釈放されるべきだ」
警察の捜査中、二人の殺人犯は犯行を再現するよう求められた。彼らはヘルメット、警察のベスト、手錠を身に着け、ハンナとデイビッドを売春婦で残酷に殺害する方法を実演した。
この殺人事件は、当時連続殺人事件が起きたことから欧米メディアから「死の島」と呼ばれていた亀島に人々の注目を集めた。2人のビルマ人労働者は逮捕当初は自白したが、後に拷問を受けたと主張して自白を撤回した。検察はタバコの吸殻から採取したDNA鑑定結果を提示し、デイビッドさんとハンナさんの殺人事件との関連を指摘した。

しかし、サムイ島での裁判では、凶器とみられる鍬から2つの異なるDNAが検出されたことが明らかになった。ゾー・リン氏は、自分と鍬を結びつける証拠には欠陥があると主張した。 「彼らが見つけたDNAは、遺体からではなく、タバコからでした。実際、私を有罪とし、死刑を宣告する確固たる証拠は他にありませんでした。」
彼らは以前、2015年に薬物注射による処刑が行われると告げられていた。しかし2020年、彼らの死刑判決は国王の恩赦により終身刑に減刑された。
今年1月、囚人側の弁護団はタイ当局に連絡を取り、犯行現場の汚染と法医学的手法の欠陥を理由に2人は無罪とすべきだと主張し、囚人らの刑期短縮を求めた。

（翻訳：ヤン・シュルイ、4.0翻訳ワークショップ、校正：ユエ・ハン、出典：thethaiger）