ネットの美女を装って詐欺を働く！タイ警察は事件に関与した中国人とタイ人のギャングメンバー数名を逮捕した。

タイ情報ネットワークによると、6月22日、タイ科学技術犯罪捜査局は複数の部署と協力し、オンライン詐欺グループの逮捕に成功した。グループのリーダーからグループの内部会計担当者まで、全員が逮捕された。警察は裁判所に15件の逮捕状を申請し、最終的に11人の容疑者を逮捕した。容疑者は以下の通りです。

1. ギャング団のリーダーであるTENG（男性、中国国籍）は、6月19日にバンコクの警察に逮捕された。
2. ホンさんは無国籍の女性で、暗号通貨の販売と首謀者への現金送金の責任者であり、6月19日にバンコクの警察に逮捕された。
3. ノッパドル容疑者は男性、32歳、タイ国籍で、タイ国内の口座から金を集め、ラオスのギャング本部に引き渡す役割を担っていた。6月19日にバンコクの警察に逮捕された。
4. ビアポン容疑者は男性、36歳、タイ国籍で、タイ国内での集金業務も担当しており、6月13日にチェンライ県の警察に逮捕された。
5. ナタウ（男性、33歳、タイ国籍、アカウントおよび暗号通貨デジタルウォレットの責任者）は、6月13日にチェンライで警察に逮捕された。
6. ナタポン容疑者は、男性、30歳、タイ国籍、アカウントおよび暗号通貨デジタルウォレットの責任者で、6月13日にチェンライの警察に逮捕された。
7. ガンザナは、女性、35歳、タイ国籍、アカウントと暗号通貨のデジタルウォレットの責任者であり、6月13日にチェンライで警察に逮捕された。
8. ノパポン（男性、37歳、タイ国籍、アカウントおよび暗号通貨デジタルウォレットの責任者）は、6月13日にチェンライ県の警察に逮捕された。
9. アウン・スマリン（女性、30歳、タイ国籍、アカウントおよび暗号通貨デジタルウォレットの責任者）は、6月13日にチェンライで警察に逮捕された。
10. 容疑者A、男性、33歳、タイ人、暗号通貨販売者、6月13日にチェンライで警察に逮捕された。
11. 容疑者B、男性、33歳、タイ人、暗号通貨販売業者は、6月13日にチャンタブリー県の警察に逮捕された。

さらに5人の新たな容疑者が逮捕中である。

1. QIU、男性、中国国籍、タイでビジネスを営み、マネーロンダリングの疑いあり。
2. QIU、男性、中国国籍、マネーロンダリングの疑いあり。
3. ZHANG、男性、中国国籍、マネーロンダリングの容疑者。
4. Ako、男性、39歳、タイ国籍、アカウントおよび暗号通貨デジタルウォレットを担当。
5. Zadupon、男性、37歳、タイ国籍、アカウントと暗号通貨デジタルウォレットの責任者。

警察は法律に基づき、上記の容疑者らを「他人になりすまして公衆を欺き、他人を騙して汚職に手を染め、インターネットに侵入して情報を盗み、マネーロンダリングに関与し、一般市民に危害を加える恐れがある」として逮捕した。

今年初めから、タイ国家警察は王立財産管理局から、あるギャングが王立財産管理局の名を騙ってウェブサイトを立ち上げ、人々を騙して金に投資させようとしているとの報告を受けていた。そのウェブサイトは「ロイヤル・ゴールド」（https://sh.capital868.com/main/home）と呼ばれている。警察の捜査の結果、多数の人が騙されて巨額の金を投資していたことが判明した。今年1月から5月までに2,000人以上が騙され、財産的損失は5億バーツを超えた。タイ国家警察のダンロンサック長官は、タイ国家捜査局に犯罪組織の追跡と追及を、科学技術犯罪捜査局に法律に従って上記容疑者をできるだけ早く逮捕するよう指示した。

警察の捜査の結果、詐欺団はSNS上で美人を装って投資家と接触し、さまざまな手段を使って相手にアプローチ・誘惑し、ウェブサイト（詐欺団が株式サイトに偽装して作成した偽の詐欺サイト）で投資家に金への投資を勧誘していたことが判明した。投資家の信頼を得るために、この犯罪グループはウェブサイトが王室財産管理局と関係があると主張し、信頼性を高めた。詐欺グループは、まず投資家を誘い込んで投資のトライアルを実施させ、資金を資本口座に振り込むよう求めます。投資完了後、一定期間が経過すると、元本と10％の投資利息を投資家に返還し、投資家に収益率を信じ込ませます。

さらに、投資家の信頼をさらに高めるために、ウェブサイトでは総投資額と投資利子も表示されます。しかし、投資家がウェブサイトから資金を引き出そうとすると、ギャングはまず手数料と税金の支払いを求めます。投資家が指示通りに支払うと、ギャングは両者間の通信チャネルを直ちに閉鎖し、投資家が文句を言う余地をなくします。

投資家が指定口座に資金を振り込んだ後、容疑者はその資金のすべてを使って仲介業者から仮想通貨テザー（USDT）を購入し、その仮想通貨をデジタルウォレットに入金すると報じられている。その後、詐欺グループは暗号通貨をデジタル通貨の形で複数のデジタルウォレットに転送し、デジタル通貨をタイバーツに交換してギャングリーダーに引き渡し、マネーロンダリングを完了します。

詐欺グループは明確な分業体制をとっており、指示を出すリーダー、投資家に接触して詐欺を働くインターネット詐欺グループ、各地の口座を収集・集約する口座グループ、口座や仮想通貨のデジタルウォレットを管理する通貨グループ、盗んだ金をデジタル通貨やタイバーツに換金するマネーロンダリンググループに分かれている。

警察の捜査により、ギャング内で口座や仮想通貨を担当していた容疑者の大半はチェンライ県出身であることが判明した。彼らの報酬は3,000～4,000バーツだった。彼らの雇用主は、マネーロンダリング専用のデジタルウォレットを開設するためのSIMカードを用意し、口座関連の情報を収集してギャング本部に提出していた。

上記の情報に基づき、タイ警察は直ちに関係容疑者を逮捕した。警察は裁判所から逮捕状を取得して６月１３日に詐欺グループのメンバー８人を逮捕、さらに２０日に捜査範囲を広げ、グループのリーダーを含む他の容疑者３人を逮捕した。警察は上記の11人の容疑者を警察署に連行し、さらなる捜査を行っている。

アカウント情報の収集を担当していた犯罪容疑者は、中国系ギャングに雇われ、タイでアカウントや仮想通貨のデジタルウォレットの収集を担当していたと告白した。彼は完了した注文ごとに1万バーツの報酬を受け取ることができた。容疑者は、個人的なギャンブルによる借金が重なり犯罪を犯したと供述しており、カジノ内の中国人ギャングはこれを脅迫に利用して容疑者に犯罪を犯させたという。

さらに、警察は逮捕中に高級車3台、現金500万バーツ以上、金のネックレスや指輪30本以上、高価な腕時計、ブランドバッグ、デスクトップパソコン、ノートパソコン、携帯電話、SIMカードなど、大量の財産も押収した。警察が詐欺グループのコンピューターを捜索した結果、詐欺グループが投資家を騙すために、TG通信ソフトを使って美女の写真や高級料理、美しい女性の写真、観光名所の写真などを送っていたことが判明した。

（翻訳：徐睿洋、4.0翻訳工房、校正：wan）