タクシン首相はタイ経済の復興には6カ月かかると述べた。プラユット首相「彼を復帰させよう」

タイ情報ネットワークによると、タイのプラユット首相兼国防相が財政予算審議で公的債務について発言したことが物議を醸している。インラック前首相は遠隔で反応し、プラユット首相が自ら原因を探るよう期待した。タクシン元首相が「タイ経済の復興には半年かかる」と述べたことに関して、プラユット首相は記者団のインタビューで「それなら彼を復帰させれ​​ばいい」と述べた。

プラユット首相は2022年度予算を巡る国会審議での演説で「我々は現在の深刻な状況を解決するために全力を尽くしており、ワクチン配分予算を制限するつもりはない。国家債務が増大している現状では、米質入れ事件でどれだけの債務が返済されたかについては掘り下げたくない。現在、総額7500億バーツの公的債務が返済されており、まだ返済すべき債務が2800億バーツあり、返済には12年かかる」と述べたと報じられている。

6月2日、タイの元首相インラック・シナワット氏は自身のFacebookページでこの事件に反応し、「私は7年間タイを統治していません。プラユット首相は自分の中に原因を探すべきで、私を責めるべきではありません。私は7年間この言葉を聞いてきました。真の紳士やタイの兵士ならこんなことはしないでしょう」と述べた。

プラユット首相が同日３日目の審議に出席するため議会に入る前に、記者らがインラック首相に彼女のポストについてインタビューした。プラユット首相はコメントするつもりはなく、またコメントする意思もないと述べた。記者が、インラック氏とタクシン氏が最近頻繁に公の場に出てコメントしていると述べたとき、プラユット氏は記者に「それで彼らを止めることができるのか？」と尋ねた。記者は、止められないのであれば公の場に出て説明するつもりかと尋ねた。プラユット氏は「私は決して誰かを傷つけたいとは思わないが、部外者に私を傷つけさせるのはよくない」と述べた。

さらに、タクシン元首相が「タイの経済は6カ月で回復できる」と述べたことに関して、記者らは現政権が回復するにはどのくらいの時間がかかるのかと質問。プラユット首相は「それなら復帰させれ​​ばいい」と答えた。さらに記者らに「あなた方は多くの質問をしているようだ。頻繁に連絡を取ると聞いている」と語った。（翻訳：黙れ 出典：マティチョン）