[ウェンディ・シャーマン氏はタイを訪問し、プラユット首相と会談し、米国はワクチン購入に支援を提供すると述べた]

タイ情報ネットワークによると、6月2日、タイのプラユット首相兼国防相は、ウェンディ・R・シャーマン米国務副長官と会談した。米国側は、タイのワクチン購入への支持を表明した。

会談でプラユット首相はまずウェンディ・シャーマン氏の就任を祝福し、同氏の豊富な経験と専門知識がタイと米国の友好関係の促進に重要な役割を果たすだろうと確信していると述べた。また、同首相はこの機会を利用してバイデン氏の新大統領選出を改めて祝福した。タイは引き続き米国の政策に注目し、二国間協力を促進し、双方に利益のある結果を達成していく。ウェンディ・シャーマン氏は、多くの国が依然として深刻な感染状況に直面しており、米国はワクチン購入・配布支援政策を引き続き推進し、タイなど多くの国に支援を提供していくと述べた。

両者は、人間の安定と安全などの問題についても議論し、人身売買対策でより深い協力を行う意欲を表明した。同時に、双方はミャンマー情勢についても意見交換した。ウェンディ・シャーマン氏は、米国はミャンマー情勢を注視しており、タイとASEANは平和的解決に向けて建設的な措置を取っていると信じていると述べた。また、ミャンマーの難民問題についても懸念を表明した。プラユット首相は、タイは人道支援と難民の再定住の経験があり、タイの目標は問題を平和的に解決することだと改めて述べた。

（出典：タイ通信社、翻訳：ルシーン）