タイ食品医薬品局は、シノバックワクチン110本が低温保管のため凍結していたが、人命に危険は及ばないと指摘した。

タイ情報ネットワークによると、タイ食品医薬品局のスラカオ副局長は29日、登録番号1C 3/64（NBC）のシノバックワクチンに注意するよう28日に発令した緊急注意喚起通知について語った。同氏は、先週、病院外のワクチン接種会場でシノバック社製ワクチンの凍結したボトル110本が発見されたため、この通知が出されたと述べた。ワクチンが凍結する主な理由は、ワクチンの保管温度が低すぎる（低すぎる）ことです。なお、この状況は、このワクチン接種会場 1 か所でのみ発見され、これらのワクチンは現在回収され、破棄されています。

さらに、調査の結果、氷がワクチンの瓶のすぐ近くに置かれていたことが判明したとも述べた。氷自体の温度がすでに非常に低かったため、氷に近いワクチンの瓶の温度がさらに低くなり、ワクチンが凍結して最終的に使用できなくなった。ワクチンは凍結されているが、（人命に）危険をもたらすことはなく、ワクチンの有効性が低下するだけである。こうした事態が発生した接種会場につきましては、既に協議を行っておりまして、ワクチンは規定の温度で保管する必要があることを強調してございます。同時に、各部署・機関に注意を促す注意喚起通知も発出された。また、注意喚起の通知を出すことは良いことです。誰かがそれを見て何も言わないよりはましです。そうでなければ、より大きな損失が発生します。広く公表されて初めて、できるだけ早く評価を行うことができます。

スラカオ氏は、「注意喚起の通知を出す前に調査が行われ、問題のあるワクチン数百本が回収された。その後、ワクチンの品質のあらゆる側面を検査するため、医学部に送られた。見つかった主な問題は、ワクチンの過冷却または異常なpH値だった。その他の点については、異常は検出されなかった。一方、タイに送られるワクチンの各バッチについては、ワクチン製造業者がサンプルを収集し、医学部もワクチンのこの部分を検査したが、問題は見つからなかった」と述べた。

同氏はまた、「問題のあるワクチンは依然として接種可能である。ワクチンは凝固しているが、品質は以前と同じである。最も重要なことは、発見された110本のワクチンが一般市民に投与されなかったことである。同じバッチのワクチンについては、問題は発見されなかった。問題のあるワクチンは、すべての接種会場ではなく、1つの接種会場でのみ発見された」と強調した。

さらに、彼は次のように続けた。「世界保健機関は以前、不活化COVID-19ワクチンをあまりに低い温度で保管することについては注意する必要があると注意喚起している。」どのワクチンも温度変化に注意が必要です。不活化ワクチンの温度変化は非常に顕著です。ほとんどのワクチンは2〜8℃の温度で保管されています。たとえば、ファイザーのワクチンは現在、この温度に向けて開発に取り組んでいます。実際、不活化ワクチンは2～8℃で2年以上保存できるが、シノバックとアストラゼネカは新しいワクチンであるため、食品医薬品局は6か月間の保存しか許可していない。

（出典：Matichon、naewna、翻訳：Zhifou）