父親が新型コロナウイルスに感染したが、病院のベッドがなかったため、息子は抗議のため首相官邸前で放火しようとした。

タイのメディア報道によると、7月11日、タイ・バンコクのドゥシット地区警察署は、首相官邸前で放火を企てた容疑者を逮捕したと発表した。容疑者はナタウという名の28歳の男。警察は彼を「道路に汚染物質や汚水などを撒き散らしたり投棄したり、故意に違法行為を犯したり、他人の財産に放火したりした」容疑で告発している。

7月5日午前3時30分、ドゥシット警察署は、首相官邸第3ゲートに不審者がバイクで向かったとの通報を受けた。職員が近づいて事情を聞くと、その人物はすぐにバイクで現場から逃走した。捜査の結果、不審者は第３ゲート付近に液体をまき散らしていたことが判明し、後にガソリンと確認され、容疑者は故意に違法行為を行ったと推定された。捜査官は現場で証拠を収集し、検察に逮捕状を申請した。

7月10日、警察はラパオ96番通り付近で不審者を発見し、すぐに近づき警察官であると名乗り、逮捕状を見せた。その後、不審者はドゥシット警察署に移送された。ナタブ容疑者は犯行を認めていると報じられている。父親が新型コロナウイルスに感染したが治療のためのベッドを見つけられなかったため、首相に抗議して放火しようとしたが、その途中で職員が捜査に来たため現場から逃走した。 （hushによる翻訳 出典：PPTV）