クワイ川沿いの静かで悲しい連合軍墓地

第二次世界大戦後、日本軍と同盟を組んでいたタイ政府は、死の鉄道建設中に亡くなった連合軍捕虜に2つの土地を補償しました。苦しみを経験した魂が永遠に眠れるように、カンチャナブリ戦争墓地とチュンカイ戦争墓地という2つの墓地が建設されました。

カンチャナブリ戦争墓地（สุสานทหารสัมพันธมิตร）はドンラック（ดอนรัก）としても知られ、カンチャナブリ駅の裏に位置し、面積は16,000平方メートルに及びます。

墓地の正面入口は東を向いています。墓地はよく計画され、4 つのセクションに分かれており、1939 年から 1945 年までの連合軍の英雄 6,982 名が整然と並んでいます。中央には、壁に囲まれた「犠牲の十字架」と呼ばれる十字架の記念碑があります。

墓地全体は毎日専任の人が手入れをしており、緑地もきれいに整備されており、暗さや怖さは全く感じず、まるで公園のようです。

それぞれの墓石の金属銘板には十字架が刻まれており、故人の名前、階級、年齢、死亡日、そして永遠に埋葬された英雄的な魂の物語を伝える短く感動的な墓碑銘が刻まれています。

墓地をより神聖で荘厳に見せるために、各墓石の横にはさまざまな花が植えられています。

道を歩きながら墓石に刻まれた年齢を見ると、ほとんどが20代から30代。彼らが若い頃を世界平和に捧げたことに畏敬の念を抱きます。

街中にあるが、喧騒はなく、欧米から弔問に訪れた人々が墓石の前で静かに参拝する姿がよく見られる。厳かな雰囲気の中に、かすかな悲しみが感じられる。

毎年アンザックデー（4月25日）に、オーストラリア政府はこの墓地とヘルファイア・パスで第二次世界大戦の犠牲者を追悼する式典を開催します。

【関連情報】

[住所]: 284/66 Sangchuto Rd, Tambon Ban Tai, Amphoe Mueang Kanchanaburi, Chang Wat Kanchanaburi 71000 タイ

[営業時間]: 08:00-17:00

[チケット]: 無料