プーケットで射殺された男性はカナダ人ではなかった。警察の捜査により、事件当夜には容疑者が2人いたことが判明した。

2月4日にプーケットのホテル前で射殺されたカナダ国籍のジミーさんの事件の最新の展開は、死亡したジミーさんはカナダ人ではなく、多くの重大事件や闇産業に関与していた疑いのあるインド人だったということが2月8日のタイメディアの報道で明らかになった。警察は犯行現場付近の防犯カメラの映像から事件の容疑者2人を発見した。

2月7日、タイ国家警察のスワット総局長とスラチェット副総局長は事件解決のためプーケットに赴き、被害者の経歴、犯罪歴、殺人の手がかりを調査し、事件現場とその付近の監視カメラシステムを追跡した。彼らは、容疑者とみられる2人の男性がショートパンツと白いシャツを着て、2月4日夜22時56分に犯行現場を通過したことを発見した。捜査チームは現在、同地域で容疑者の所在を追跡し、被害者の自宅とその付近の廃屋など事件に関連する証拠を収集している。被害者が殺害される前に、誰かが被害者が廃屋をさまよっているのを目撃していたためである。また、死者のDNA鑑定の結果を待ち、カナダ政府やインド政府と調整するなど、死者の関係者を証言者として招く準備も進めている。

最新の報道によると、死亡した人物はカナダ人ではなく、本名シン・マンディープ、またはジミ・シン・サンドゥというインド人だった。犯罪組織に関与した経歴があり、この理由で国外追放された。7歳の時にカナダに移住し、その後多くの重大犯罪事件に関与し、タイに逃亡した。被害者はカナダでレッド・スコーピオン・ギャングのメンバーを巻き込んだ殺人を犯し、逮捕され裁判にかけられた後、国外追放された。その後、彼はインドに入国し、麻薬密売に関与した。他の報道によると、死亡した人物はカナダで違法ビジネスに関与する最も影響力のあるギャングの一つである「ユナイテッド・ネイションズ・ギャング」のメンバーだったという。

（出典：Thaipost、翻訳：wan）