タイ、オナガサイチョウを野生生物保護種の20番目に登録

タイメディアの報道によると、首相府のダイ・スーリ副報道官は9月6日、天然資源・環境省の提案に基づき、20番目の保護野生動物であるオナガサイチョウなど、いくつかの野生動物を追加野生動物に指定することを内閣が承認したと述べた。

オナガサイチョウは絶滅の危機に瀕している希少野生動物で、現在自然界に生息する個体数は100羽以下と、脅威度が高いとされています。オナガサイチョウの頭蓋骨は象牙のようにヘルメットに似ているため、野生動物市場では人気商品となっており、多くの密猟者を引きつけ、絶滅の危機に瀕している。

オナガサイチョウを保護野生生物として登録することは、法的レベルでの保護レベルを向上させるだけでなく、国際的な絶滅危惧野生生物保護の状況と結びついて、野生生物保護に対する意識を高めることにもなります。これは、タイが絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約（CITES）に加盟したことへの対応でもあります。

オナガサイチョウは、タイに生息する13種のサイチョウのうちの1種です。主に低山や丘陵地帯の常緑広葉樹林に生息しています。ブド・スンガイ・パディ国立公園、ハラ・バラ野生生物保護区、クロン・セン野生生物保護区に分布しています。 （翻訳：noona、出典：tnnthailand）