タイから韓国に輸出されたドリアンとココナッツに過剰な化学物質残留物が含まれていた

最近、タイ商務省の報告によると、2022年1月1日から5月17日まで、韓国食品医薬品安全処（MFDS）はタイから輸入されたドリアンとココナッツに検査の結果、過剰な化学物質残留物が検出されたと発表し、タイに通知を出した。

このうちドリアンからは害虫駆除に使われるミクロブタニル、カルベンダジム、ピラクロストロビンが検出され、ココナッツからはカビの予防・駆除に使われるカルベンダジムが検出された。両果物から検出された化学物質の残留量は韓国の基準を超えていた。

韓国の基準値はタイ、ASEAN、コーデックスの要求事項と一致しているため、韓国はドリアンやココナッツの生産者や輸出業者を厳しく管理し、基準を満たすために残留値の検査を義務付けている。 タイの果物輸出および果物貿易全体への影響を防ぐため。

タイの韓国向けドリアン輸出は現在、韓国の市場シェアのわずか0.21％を占めると報告されている。韓国の総輸入額は1億3200万バーツ。2022年の最初の4か月（1月〜4月）の輸入額は3000万バーツに達し、24.57％増加しており、継続的な拡大傾向にある。

統計によると、2021年のタイのドリアン輸出総額は1092億5940万バーツで、66.39%増加した。輸出市場上位5位は、中国本土（輸出額983億3,240万バーツで90.04%を占める）、香港（輸出額60億6,836万バーツで5.56%を占める）、台湾（輸出額2億2,903万バーツで0.21%を占める）、米国（輸出額2億6,305万バーツで0.24%を占める）、韓国（輸出額1億3,201万バーツで0.12%を占める）となっている。 2022年の最初の4か月（1月〜4月）のタイの総輸出額は224億702万バーツで、18.54％増加した。