タイの建設作業員が雇用主を殺害し、「私は殺人者だ、誰も恐れない！」と叫んだ。

タイ情報ネットワークは4月19日、タイメディアの報道によると、昨日午後、ノンタブリー県サイノイ警察署はサイノイ地区の住宅で埋められた遺体が発見されたとの通報を受け、警察が直ちに現場に赴いて捜査したと報じた。

事件は2軒の別々の住宅で発生しており、1軒は2階建てのコンクリート造り、もう1軒は1階建ての木造住宅だった。木造住宅の裏には建築に使われた石の山が見つかった。捜査員らは石の山の横で血痕のついたビニール袋を発見し、その中にあったペンキのバケツにも血痕が付いていた。その後、救助隊はシャベルと手を使って石を掘り出し、男性の遺体を発見した。

被害者はロナルド・ベイという53歳。彼は有名な銀行に勤務しており、事件が起きた2軒の家の所有者でもあった。被害者が発見されたとき、衣服は身につけておらず、仰向けに横たわっており、身体に目立った傷はなかった。

警察によると、被害者の遺体を最初に発見したのは被害者の甥だった。甥によると、その日の午後、叔母3人から電話があり、小さな家にいる叔父の世話を手伝ってほしいと頼まれたという。叔父は3日間連絡が取れていなかったため、誰かに玄関のドアを開けるよう頼んだ。家の中を歩き回ると、石の山の近くで悪臭がし、その横に線香が燃えていた。

そこで彼は缶を使って地面を掘り、血の入った袋を見つけました。また、被害者の甥によると、被害者の家の玄関に到着したばかりのとき、リュックを背負った男性の建設作業員が被害者の家から歩いて出てくるのを発見した。その男性は意識を失ったように見え、「もう話せない、お前は袋の中にいる」とつぶやき続け、その後、バンクルアイ・サイノイ通りの方へ歩いていったという。

被害者の養女によると、自分も今日父親を探しに行ったが見つからず、父親の勤務先も今日は仕事に行っていないと聞いていたため、今日初めて父親殺害のことを知ったという。彼女はとても心配になり、父親の家に車で向かったが、容疑者らしき「侵入者」を目撃した。彼女はすぐに警察を呼ぶと脅したが、男は家政婦だと嘘をつき、慌てて逃げていったという。警察が到着すると、近所の人たちにドアを開けるよう頼んだところ、家の裏から悪臭が漂ってきた。最初、彼女は遺体が父親のものではないと思った。掘り下げていくと、血のついた袋が見つかり、予備的な法医学的検査で父親の遺体であることが判明した。

警察は容疑者と同じ寮に住んでいたAさんにも事情聴取を行った。Aさんは昨夜、新鮮な空気を吸うために部屋のドアを開けてバルコニーに座ったが、部屋の中では容疑者が自分は殺人者で、多くの人を殺した、今は誰も恐れていないと叫んでいるのが聞こえただけだったという。容疑者は普段は誰とも話さない静かな人だが、昨夜は大声で叫んだり騒いだりしていたので、彼女は怖くなった。容疑者は酔っ払って意味不明なことを言っているのではないかと考えたのだ。

最終的に警察は家の周囲の防犯カメラの映像を回収し、容疑者が被害者の甥が語った通り、確かにバンクルアイ・サイノイ方面に逃走し、その後タクシーで現場から逃走したことを発見した。現在判明しているところによると、容疑者はノンタブリー県出身の31歳のタサポンで、以前は建設作業員だったという。警察は現在、容疑者の追跡に全力を尽くしている。

（翻訳：陳延軍4.0翻訳工房、出典：matichon）