原油価格は高止まりし物価も上昇、タイの消費者信頼感指数は8か月ぶりの低水準

タイ情報ネットワーク（Taiguo.info）は、数日前、タイ商工会議所大学の学長で経済ビジネス予測センターの主任顧問であるタナワット氏が、4月の消費者信頼感指数が42.0から40.7に低下したと述べたと報じた。これは4か月連続の低下であるだけでなく、約8か月ぶりの最低値でもある。

消費者信頼感指数の低下の理由としては、オミクロン株の蔓延に対する消費者の懸念、国民の生活費の上昇、ロシアとウクライナの紛争による国際原油価格の高騰と生産コストの上昇などが挙げられる。これらの要因はいずれもタイの経済回復を鈍化させており、今後タイの輸出と経済に影響を及ぼす可能性がある。

さらに、タイの総合経済信頼感指数は34.6、将来の雇用信頼感指数は38.0、将来の所得信頼感指数は49.6となった。全体として、すべての指数は前月比で低下しました。

タナワ氏は、消費者は伝染病と物価上昇を懸念しており、消費に対してより慎重になっていると指摘した。国際原油価格は高止まりしており、ロシアとウクライナの紛争により世界経済の成長は鈍化している。タイはロシアとウクライナの情勢とその影響に細心の注意を払う必要がある。この状況により、タイは今年2.5～4.0％の経済成長という目標を達成できない可能性があるからだ。

（出典：タイメディア）