タイの路上の「悪霊」は、実際に生きた猫や犬を生贄として捧げているのでしょうか？人々は一斉に「この不運の神を追い払え！」と叫んだ。

タイ・インフォメーション・ネットワークは8月18日、タイのメディア報道によると、中国人や外国人観光客に人気のバンコクのバザールホテルの前に、奇妙な形をした巨大な像「クル・カイ・ケーオ」が現れ、多くの人々が参拝や祈りに訪れていると報じた。しかし、像の恐ろしい外見と、狂った崇拝者の中にはペットを生贄に捧げようとする者もいたため、一般の人々から像はボイコットされた。

この巨大な像は凶暴な表情をしており、パリのノートルダム寺院のガーゴイルに似た形をしていると伝えられている。参拝に来た信者たちは花や財布などの伝統的な供物を捧げただけでなく、崇拝者の中には生贄として子猫や子犬をオンラインで集める者もいた。巨大な像の形状と参拝者の狂気じみた行動は、近隣住民や多くの市民にパニックを引き起こした。2つの市民団体が像の移転を求め始めており、タイ仏教振興芸術家委員会も本日ホテルに書面を提出し、像が市民に与えた恐怖を説明する予定である。以前、巨大像がホテルへ輸送中に高架の下に閉じ込められる写真がインターネット上で話題になった。

芸術家団体は、この奇妙な像を人々が崇拝できるように設置することは仏教の教えに反すると主張した。同時に、ある団体はバンコクのチャクリ市長に書簡を提出し、像の撤去を命じるよう求めた。同団体の広報担当ポンパクン氏は、信者の中にはペットを像への生贄として捧げようと考えている人がいることに衝撃を受けており、動物を殺すことは文明、文化、調和、秩序に完全に反する行為だと語った。

8月16日、動物慈善団体ウォッチドッグ・タイランドは、ペットを使ってクル・カイ・ケオを崇拝することに対して警告を発した。タイ首相府のダイ・スーリ副報道官も17日、この件について声明を発表した。声明の中でスーリ副報道官は、人々がソーシャルメディアで話題になっていることに注意を払う際、他人の生活を乱すのではなく、タイの美しい歴史と文化にもっと注意を払うべきだと述べた。信仰と礼拝は前向きな考え方に基づくべきであり、人々は過度に執着して悪意のある人々の犠牲者になってはならないと述べた。クル・カイ・ケオの作者の家族も、動物の犠牲は間違っていると述べた。

現在でも、この像の由来についてはさまざまな意見がある。一部の崇拝者は、クル・カイ・ケオ（クル・バ・カイ・ケウとも呼ばれる）はカンボジア出身で、クメール王国の元王ジャヤヴァルマン7世の王室教師だったと言う。しかし、歴史家トンソンはこの主張を否定し、この人物については聞いたことがないと述べた。

（翻訳：徐佳、4.0翻訳ワークショップ、レビュー：岳漢、出典：bangkokpost）