中国・タイ高速鉄道プロジェクトの第2フェーズは年末までに承認される見込み

タイメディアの報道によると、8月23日、タイ・中国鉄道協力合同委員会の第30回会議で徹底的な議論が行われた後、タイ首相府副報道官のラチャダー氏が中国・タイ高速鉄道プロジェクトの最新の進捗状況を明らかにした。ラチャダ氏は、タイと中国がナコンラチャシマ県とノンカイ県を結ぶ中国タイ高速鉄道の第2期工事を進めることを共同で決定したと述べた。現在の計画によれば、このプロジェクトは今年末までにタイ内閣の承認を得る予定で、建設は2024年に開始され、プロジェクト全体は2028年までに稼働する予定となっている。

プロジェクトの第2フェーズは356キロメートルの長さとなり、総投資額は3,000億バーツに達すると予想されている。このプロジェクトは、ブアヤイ、バンパイ、コンケン、ウドンタニ、ノンカーイに駅を設け、地上線路185キロメートルと高架線路171キロメートルを含むように設計されている。

また、タイ国鉄のニクルイ総裁は、中国タイ高速鉄道協力プロジェクト第1期（バンコク～ナコンラチャシマ間）、特にバンスー～ドンムアン間とドンムアン、スワンナプーム、ウタパオの3大空港を結ぶ大規模高速鉄道プロジェクトにおける問題解決の進捗状況も明らかにした。現在、タイ国鉄の東部経済回廊政策局（EEC）と、東部三空港高速鉄道のチャルン・ポカパン・ホールディングスが主導するコンソーシアムが共同で解決策を探る協議段階にある。

現在、「イースタンリンクスリー空港高速鉄道株式会社」コンソーシアムが約210億バーツの予算でプロジェクト建設に必要な資金調達の問題を解決している。官民パートナーシップ（PPP）による投資コストの回収期間を当初の6～15年から2～8年に短縮することを提案したと報じられている。しかし、政府はこの提案の実施方法を受け入れることができなかった。 10月までにコンソーシアムが合意に達しなかった場合、国家鉄道庁は東部経済回廊政策委員会と内閣が承認した計画に基づいてプロジェクト建設計画を策定する責任を負うことになる。国家鉄道局は国家入札手続きに従って請負業者を選定し、今年末までに入札手続きを開始する予定だ。

また、アユタヤ駅の建設は地元の世界文化遺産に影響を及ぼす可能性があり、現在、関係機関がアユタヤ駅の建設を検討している。それにもかかわらず、タイ国鉄は依然としてアユタヤ駅の建設は実現可能であると固く信じており、実際の状況に応じて鉄道駅の規模を調整し、周辺の史跡への影響を軽減し、他の協力の選択肢を模索する予定です。

注目すべきは、アユタヤ駅の建設は、バンポー・プラケオ区間を含む中国・タイ高速鉄道協力プロジェクト第1フェーズの契約番号4-5に属し、プロジェクト予算は103億2596万バーツである。現在、関係検察官らが契約案を審査中。審査が完了次第、タイ国鉄は請負会社と契約を締結し、2027年までに中タイ高速鉄道プロジェクト第1期の試運転を実現する予定。

（翻訳：ハン・シュミン、4.0翻訳ワークショップ、校正：ワン、出典：banmuang、Thaiger）