スリランカ元大統領がタイを離れ帰国

複数のタイメディアの最新ニュースによると、最近タイに滞在していたスリランカのラジャパクサ前大統領が9月3日朝にタイを出国し、スリランカに帰国した。ラジャパクサ氏にとって、7週間以上に及ぶ国外亡命生活を終えて初めての帰国となる。

報道によると、ラジャパクサ大統領は3日午前、タイのバンコク空港からスリランカのバンダラナイケ空港へ直行した。空港ではスリランカのSLPP党員らが出迎え、警護した。到着後、大統領は専用車で空港を離れた。これに先立ち、スリランカのラジャパクサ元大統領に近い情報筋は、ラジャパクサ氏がタイを離れ、スリランカに戻ったのは、タイの高額な生活費を払う余裕がなかったためだと明かした。

スリランカは経済危機に陥っているとみられる。大規模な反政府デモの圧力を受け、ラジャパクサ大統領は2022年7月13日にモルディブへ出発、7月14日にシンガポールへ行き、スリランカ大統領を辞任した。同大統領はシンガポールに1か月近く滞在し、8月11日にシンガポールからタイへ飛び、9月3日にタイを出発してスリランカに戻った。