飛行機に動物を密輸して大混乱を引き起こす女性

タイ情報ネットワークによると、タイのスワンナプーム空港の手荷物検査官が、手荷物検査中に密輸された動物を発見できなかったため、最近停職処分を受けた。動物たちはタイから中国の台北へ向かう飛行機から逃げ出し、混乱を引き起こした。

スワンナプーム空港の管理者は、監視カメラの再生記録によると、事件は10月4日午後1時45分頃に発生したと指摘した。乗客2人がX線検査で荷物を所持していたところ、職員から不審者と判定された。しかし、その後の工程で、別の職員がマークの付いた荷物のさらなる検査を行わなかった。そのため、同日午後3時32分、乗客2人は無事に飛行機に搭乗した。

目撃者によると、飛行機が離陸した後、乗客がトイレに行く途中で偶然ネズミを発見し、すぐに客室乗務員に報告したという。客室乗務員が機内を捜索したところ、別の乗客の座席の下にカワウソがいた。動物を扱っているときに、残念なことに男性の客室乗務員が噛まれてしまった。

その後、客室乗務員は緊急アナウンスを行い、動物を連れている乗客に身元確認を求めた。女性の乗客は自分の行為を認めた。客室乗務員が彼女の座席の下をさらに捜索したところ、中にさらに動物の入った黒い手荷物が見つかった。

飛行機が台北桃園国際空港に着陸した後、空港職員は預け荷物の中にビルマホシガメ20匹、ヘビ1匹、カワウソ2匹、マーモット1匹、クロオオリス2匹を発見した。しかし、荷物はどの乗客からも引き取られなかった。

スワンナプーム空港は、保安検査場の技術システムは明確に定められた基準と手順に従い、禁止品を検査できると強調したが、今回の事件は検査のためにバッグを開けた職員が規定の業務手順に従わなかったために起きた。現在、当該職員は業務停止命令を受けている。調査の結果、標準業務手順の怠慢が判明した場合、法律に基づいて処罰される。

これを受けて、スワンナプーム空港は、タイ国内および海外のすべての旅行者に対し、タイに出入国する飛行機に動物や動物の死骸（生きているかどうかに関わらず）を違法に持ち込まないよう注意を呼びかけている。ペットを連れて旅行する場合は、適切な手段で許可を申請してください。これを怠ると、タイ国および外国の法律に違反するリスクがあり、罰金や懲役刑を受ける可能性があります。

（ザック編集、ワン監修、出典：バンコクポスト）