タイの建設王、保護野生動物の違法狩猟で懲役2年14ヶ月の判決

タイ情報ネットワークによると、タイ最高裁判所は12月8日、タイ・イタロ開発公社会長のプレムチャイ・カルナスタ氏に対し、保護野生動物の違法狩猟の疑いで、仮釈放なしの懲役2年14カ月の判決を下した。

事件は2018年2月4日から6日にかけて発生し、プレムチャイ・カルナスタらが大量の銃と弾薬を携行し、クロトラ、クロキジ、ホエジカなどの野生保護動物を狩っていた。同年4月30日、カンチャナブリ県トンパポン郡から保護野生動物を許可なく違法に狩猟したとして訴えられた。

2019年3月19日、カンチャナブリー県トンパポンの第一審裁判所は、プレムチャイ・カルナスタに仮釈放なしの懲役16ヶ月を言い渡した。罪状は、1. 町、村、公共の場所に許可なく銃を持ち込んだこと（懲役6ヶ月）、2. 野生動物保護区で野生動物を狩猟したこと、3. 保護されている野生動物を許可なく狩猟したこと（懲役8ヶ月）、4. 保護されている野生動物の死骸を許可なく所持したこと（懲役2ヶ月）である。これに対して、プレムチャイ・カルナスタ氏は40万バーツを支払い、上記の判決に対する保釈を認めるよう裁判所に求めた。

2019年12月12日、カンチャナブリ県トンパポン第7地方裁判所は、プレムチャイ・カルナスタの刑期を2年14か月に延長し、第一審裁判所の判決によれば、被告は国立公園管理局に200万バーツの賠償金を支払うことも命じられた。

2020年3月31日、プレムチャイ・カルナスタ氏は最高裁判所に控訴したが、最高裁判所は被告人への懲役刑の判決を今日まで待った。

（出典：matichon、Khaosod、翻訳：wan）