タイの医療専門家は、タイにおけるオミクロンの感染率は30％を超えていると述べている

タイ情報ネットワークは1月8日、タイのチュラロンコン大学医学部臨床ウイルス学研究センターの専門家であるヨン博士がオミクロン株の現状について見解を述べたと報じた。記事の内容は以下の通り。

現在、オミクロンはタイ国内をはじめ、世界中で感染が広がっている。検査数は新型コロナウイルス感染例のみを示し、ウイルスの種類を区別していないため、各国で報告されているオミクロン症例数は実際の数よりはるかに少ない。ウイルスの種類を区別するには、特定の方法を使用する必要があります。

諸外国では、COVID-19の検出にRT-PCR法を用いているが、他の遺伝子は検出できるものの、S遺伝子の変異は検出できないため、新型コロナウイルスのS遺伝子は検出できない。タイでは、新型コロナウイルスの検査のほぼすべてにS遺伝子の検査が含まれていない。したがって、ウイルス種の検出には、特定の遺伝子検査または解読方法が必要です。

各国の新型コロナウイルス感染者数ランキングを見ると、タイがトップであることに驚く人は多くないだろう。タイはウイルス検出能力もトップクラスだ。

新型コロナウイルスに感染した患者をさらに採取して検査したところ、オミクロン株の感染率はデルタ株よりも高いことがわかった。ウイルス学研究センターは現在、COVID-19患者からサンプルを採取しているが、能力の制約により、これはバンコクとその周辺地域でのみ行うことができる。しかし確かなのは、タイではオミクロン株がデルタ株に大きく取って代わっており、その割合は30％を超える可能性があるということだ。

（出典：posttoday、翻訳：wan）