元政治家、プライベート動画をめぐって脅迫したハッカーの圧力で自殺

タイのメディア報道によると、警察はハッカーを逮捕した。ハッカーは元政治家のフェイスブックアカウントに侵入し、アカウント所有者のプライベート動画を拡散した。そして、動画を削除する見返りに被害者に20万バーツ以上を要求した。最終的に、被害者はプレッシャーに耐えきれず自殺した。

タイ中央捜査局司令官ジラポ中将は、ペッチャブーン県出身の元政治家が昨日（7月28日）自殺したと発表した。遺族らは、遺族が携帯電話を紛失し、自殺前に自慰行為の動画を家族や友人に送っていたことから、遺族が死因を疑った。その後、警察が捜査に介入し、自宅の浄化槽内で被害者の携帯電話を発見した。

調査の結果、男性ハッカーは以前、少女のふりをして被害者とオンラインでチャットしていたことが判明した。情報を入手した後、ハッカーは被害者のFacebookアカウントをハッキングし、アカウント内に複数のプライベート動画を発見した。その後、ハッカーは別のアカウントを使って被害者を騙し、被害者のプライベート動画をどこか別の場所で見つけたので削除を手伝うが、ウイルスプログラムの代金は支払わなければならないと告げた。2人は2年間連絡を取り合い、被害者は恐怖から要求に応じて毎回300～15,000バーツ、合計200,000バーツ以上を送金し始めたが、被害者がこの「底なしの穴」を埋めることをこれ以上拒否するまで、脅迫者の「貪欲さ」に抵抗することはできなかった。被告は、被害者のプライベート動画を親族や友人に送信し、被害者にプレッシャーを与えて自殺を選ばせた。

捜査の結果、被告はこの種の犯罪を何度も犯しており、動画を削除するには金銭の送金が必要だったことが判明した。警察は被告の携帯電話を捜査し、1,000本以上のポルノビデオ、携帯電話5台、SIMカード7枚を発見した。また、被告の過去3か月間の口座の流動性は46万バーツを超えていることも判明した。

（翻訳：周清清、4.0翻訳ワークショップ、レビュー：hush、出典：thaipbs）