ADB、深刻なインフレを受けタイの年間GDP成長率を2.9%に下方修正

7月22日、タイのメディアは、アジア開発銀行（ADB）が2022年のタイのGDP予測を3％から2.9％に引き下げ、2023年のGDP予測を4.5％から4.2％に引き下げたと報じた。

タイ経済は現在成長しているものの、エネルギー価格や消費財価格の上昇、世界経済の低迷などにより、タイ製品の生産コストが上昇し、関連製品の輸出が減少し、家計の購買力が低下すると報告されています。

さらに、エネルギー価格の上昇により、ADBはタイのインフレ率が2022年には3.3％から6.3％に、2023年には2.2％から2.7％に上昇すると予想しており、タイ製品の価格に広く影響を及ぼすことになるだろう。さらに、ロシアとウクライナの紛争、中国の経済減速、その他の先進国の経済収縮の影響を受け、ADBはアジア太平洋地域の発展途上国の2022年の経済成長予測を5.2％から4.6％に引き下げた。