タイ警察は中国ギャングの通信詐欺の巣窟を取り締まり、その場で5人を逮捕した。

4月12日のタイメディアの報道によると、タイ警察は中国人ギャング団を捜索して逮捕し、大量の品物を押収したほか、流通していた数千万バーツを発見した。同グループは月額１８万バーツを投じて高級住宅を借り、通信詐欺の債権回収センターを設立していたとみられる。現場には違法行為に従事していた４人の男たちに加え、ギャング団の日常の生活の世話を担当していた女性もいた。

チョンブリ県警察署長カンポン少将によれば、今回の逮捕作戦は上官の指示のもとで行われたもので、タイ全土、特にタイの重要な観光地であるパタヤで違法行為に手を染める外国人の取り締まりを強化するために、すべての警察署が協力する必要があるという。そのため、中国人らが違法に通信詐欺センターを設立したことを知り、ガンペン少将とそのチームはパタヤ観光警察の警部とともに、直ちにギャング団の住居に赴いて捜査を行った。

捜査の結果、ギャング団が2階建ての高級住宅を18万バーツで借りていたことが判明した。警察が現場に到着すると、家の中には29歳から41歳までの男性4人と女性1人の計5人の中国人がいた。男性4人は「日常業務」を担当し、女性1人は料理や家の管理、チームの生活の世話を担当していた。当時、ギャングたちはパソコンの前に座り、中国語で客と話していた。

警察はギャングのメンバー全員のパスポートを確認した結果、彼らのタイ滞在期間が法定限度を超えていることを発見した。彼らが従事していた活動に関して、ギャング団はそれがタイでは違法であるとは知らなかったと主張した。さらに警察は現場でノートパソコン8台、携帯電話12台、古い携帯電話カード50枚以上、顧客リスト100名以上を押収しており、今後の事件の証拠として使用される予定。ギャング団の資金流通額は数千万バーツとみられる。警察は現在、顧客が中国国内の口座に送金した外国銀行の取引を捜査中で、今後は違法行為の取り締まりを強化する。

（翻訳：Han Dechun、4.0 Translation Workshop、レビュー：wan、出典：naewna）